ローコスト住宅と生涯コストの関係

ローコスト住宅20年後のメンテナンス費用は?家づくりは生涯コストで考えましょう

生涯コストとは、

初期にかかる建築費のほか

光熱費+メンテナンス費のことです。

私たちは建てた後のことも考え、

長い目でみた費用対効果の高い方法を選択します。

これがカスケの家が「コスパ最適快適住宅」と言われている理由です。

 

ローコスト住宅は、20年後も住めるのか?

ローコスト住宅とはどんな住宅なのか?

ローコスト住宅の価格に、明確な基準はありませんが、ローコスト住宅とは一般的に、坪単価30万円~50万円台で建てられる住宅のことを言います。一般住宅であればメーカーによって差はありますが、一戸建てにおける平均的な坪単価は60~100万円程度なので、平均水準よりもコストを抑えて建てられるのがローコスト住宅の魅力です。

また坪単価とは、一坪(約3.3㎡)あたりの建築費のことを指します。

 

ローコスト住宅が寿命が短いと思われる理由

日本の住宅は建築基準法に従って建てられてるため、もちろんローコスト住宅でも建築基準法が守られていますが、建築コストを抑えるために、建築基準を最低限満たすレベルの材料などが採用されるケースがあります。その場合、雨風や太陽光による劣化に対する「耐久性」が、どうしても一般的な住宅に比べて低くなってしまう可能性が高く、住宅の寿命が短くなる傾向にあるとされています。

また、同様に断熱材もそれほどグレードが高くないものが採用されている場合、気密性や断熱性も低くなりがち。そうなると構造材が傷みやすく、住宅の寿命が短くなってしまいます。

そういった部分から、「ローコスト住宅は寿命が短い」と思われているのではないでしょうか。

 

ローコスト住宅で妥協していい部分と妥協しないほうが良い部分

ローコスト住宅が安い理由としては、材料コストの削減、人件費の削減、広告・宣伝費の削減など企業努力による部分が多く、価格が安いからといって必ずしも品質が良くなかったり、欠陥住宅であったりということではありません。

しかし、ローコスト住宅であっても妥協していい部分としないほうが良い部分があります。

ローコスト住宅で妥協していい部分

ローコストで家を建てる時のポイント

  • 家の形状はシンプルに
  • 水まわりはなるべくまとめる
  • 和室は避ける

構造が複雑になるほど建築費用は高くなるため、シンプルな構造を選択するのがベスト。キッチンやお風呂、洗面など水まわりを1か所に集約するのも配管が短くなり費用を抑えることができます。仕様にもよりますが、和室は壁や柱などの建材も作業も特殊になることがあるため、コストを抑えるためには避けたほうがよさそうです。

 

ローコスト住宅で妥協してはいけない部分

建物の寿命に関わる、外壁や屋根、基礎といった主要な構造部については、ローコスト住宅であってもコストを削らないことが大切です。たとえば外壁は、採用する建材や塗装によって耐久性に差が出るため、しっかりと比較検討することをおすすめします。

 

長期的にメンテナンス費用も考慮してトータルでローコスト住宅かどうかが大切

ローコスト住宅は、初期費用が安いことが魅力ですが、その分、一般的な注文住宅と比べると、性能が低い傾向にあります。この住宅性能は、長期的に見るとメンテナンス費などの生涯コストに大きく影響します。

経年劣化によって必要になる住宅メンテナンス

  • 外壁の塗装、防水加工
  • ベランダ・バルコニーの防水塗装
  • 屋根の塗装
  • 基礎や配管のシロアリ予防
  • 設備品の交換 など

 

年数が経てばメンテナンスが必要になることは避けられません。これはローコスト住宅でも注文住宅でも同じです。ただしローコスト住宅はコストカットした建材が使われている場合、劣化が早い可能性があります。初期費用としての材料費が安くても、メンテナンスが頻繁に必要になると、長期的にみればトータルコストが高くなるため、注意が必要です。

このように、生涯コストで見ると、高性能住宅とローコスト住宅では金額が大きく変わらない可能性もあり、変わらないのであれば高性能住宅の方が快適で健康的な生活を長く送ることができます。そのローコスト住宅は本当に安いのかを生涯コストで検討することが大切です。

 

ローコスト住宅とカスケホームの高性能住宅のコスト比較

いわゆるローコスト住宅とカスケホームの高性能住宅の<建築費+光熱費+メンテナンス費>を長い目で比較してみました。

最初の建築費はローコスト住宅よりも高くつくと思います。しかし、屋根・外壁をはじめ、定期的なメンテナンスを少なくすることで、維持費をできるかぎり抑える家づくりを実施。普段の光熱費も安くなり、長い目で家計を応援いたします。

 

 

住めば住むほどランニングコストの差がつく家

カスケホームでは、長年リフォーム事業を実施するなかで、さまざまな家のお悩みに対応してきました。

例えば、「キッチンをリフォームしようと思って解体したら断熱材がスカスカだった。どうりで寒い。断熱工事も一緒にすることになってコストが上がってしまった」ということや、あるいは「気密工事がしっかりできていないために壁の中にカビが生えている。柱や土台が腐って大掛かりなリフォームが必要になってしまった」という、トラブルも見てきています。

そこで感じるのは、家を建てるときに費用をかけて、正しく、丁寧につくることが大切だということです。

正しい家づくりをすることで、ずっと暖かく快適に過ごせるばかりか、20年後・30年後の生涯コストはむしろ安くなっていきます。

 

長い目で考えたコストパフーマンスについて詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。お客様に断熱性能の数値と光熱費を検討していくための資料を作成するなど、分かりやすくお話させていただきます。