contents
2-1 洗面所クッションフロアの失敗例1:白いクッションフロアは汚れが目立つ
2-2 洗面所クッションフロアの失敗例2:凹凸があるデザインは汚れがつきやすい
2-3 洗面所クッションフロアの失敗例3:子どもがいると特に汚れやすい
2-5 洗面所クッションフロアの失敗例5:角や隅の施工が悪い
2-6 洗面所クッションフロアの失敗例7:扉の開け閉めによりできた傷が目立つ
2-7 洗面所クッションフロアの失敗例8:髪の毛一本でも目立つ
2-8 洗面所クッションフロアの失敗例9:洗濯機の摩擦で傷ができる
3-1 失敗を防ぐ方法1:クッションフロアに使いやすい色を選ぶ
3-5 失敗を防ぐ方法5:洗面所の設備品や家電などの色味を考慮してデザインを決める
4-1 洗面所クッションフロアのメリット1:耐水性があり、お手入れしやすい
4-2 洗面所クッションフロアのメリット2:デザインが豊富にある
4-3 洗面所クッションフロアのメリット3:クッション性があって柔らかい
4-4 洗面所クッションフロアのメリット4:費用が抑えられる
4-5 洗面所クッションフロアのメリット5:DIYで貼り替えができる
5-2 洗面所クッションフロアのデメリット2:傷がつきやすい
5-3 洗面所クッションフロアのデメリット3:洗面台の前が汚れる
5-4 洗面所クッションフロアのデメリット4:安っぽく見える場合がある
5-6 洗面所クッションフロアのデメリット6:重い物を置くと跡がつく
7-1 クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ1:クッションフロアを選ぶならダーク系やベージュ系がオススメ
7-2 クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ2:白いクッションフロアを選ぶなら少し柄が入ったデザインを選ぶ
7-3 クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ3:あえて隣接する部屋の床材に合わせない
8. 洗面所のクッションフロアを選ぶなら、白系or黒系どちらが失敗しない?
9. 洗面所クッションフロアで失敗しないおすすめコーディネート実例3選
9-1 事例1:洗面所が主役のナチュラルなブラウンコーディネート
9-2 事例2:グレーのアクセントクロスが優しく映えるフレンチコーディネート
洗面所のクッションフロアについて
洗面所などの水回りの床は、水に強くて、清潔感を保ちやすいメンテナンスが容易なものがいいですよね。今回はよく使われている床材の一つであるクッションフロアは、耐久性があり値段もお手頃なので、かなりのお家で使われています。その需要の高さもあり、さまざまな柄のクッションフロアが流通しており、選ぶのに苦労したという話だけでなく、色や柄によっては「髪の毛やゴミがかなり目立ってしまうので、こまめに掃除しないと気になってストレスを感じてしまう」「自分の生活スタイルにはクッションフロアの素材が合わなかった」などの失敗例を聞きます。そこでクッションフロアでのよくある失敗例や後悔しないための方法をお伝えします。
洗面所のクッションフロアのよくある失敗例
便利なクッションフロアですが、クッションフロア選びに失敗してしまったという話を聞くことがあります。家づくりで失敗しないように、他の方の失敗例を把握し、何に気を付けたらいいのかを事前に確認しておく必要があります。今回失敗例を8つあげますので、ぜひ参考に見てみてください。
洗面所クッションフロアの失敗例1:白いクッションフロアは汚れが目立つ
洗面所で目に見える床のゴミの多くは髪の毛やホコリです。どちらも黒っぽい色味のものなので、綺麗にしていてもちょっとでも髪の毛やホコリがあると、洗面所のクッションフロアが白っぽいとゴミが目立ってしまいます。洗面所は髪の毛が落ちやすくホコリも多くなりやすい場所なので、綺麗好きの方だと余計にこまめに掃除をしないと落ち着かない気持ちになり、ストレスに感じるかもしれません。
洗面所クッションフロアの失敗例2:凹凸があるデザインは汚れがつきやすい
クッションフロアは凹凸のあるデザインのものが多く、またにその部分に汚れが溜まってしまうという話を聞きます。凹凸についてはデザインによっても多いもの少ないものとで差がありますので、気になる方は凹凸が少ないデザインからクッションフロアを選ぶと失敗しにくいです。またカットサンプルを取り寄せて実際の凹凸の具合を確認してみたり、実際に拭き掃除のシミュレーションをしてみて、不快感なく掃除ができそうか確認するとより安心できると思います。
洗面所クッションフロアの失敗例3:子どもがいると特に汚れやすい
子どものいる家庭では運動着や習字や絵具用品などのお手入れを洗面所でされる方が多いです。そういったものをお手入れする時、汚れが床に飛び散ってしまうことがあります。クッションフロアは防汚性・防水性に優れいているので、短時間で汚れが染みついていくことはありませんが、逆にいうと汚れが固まることがないので、その汚れがついてる状態でお子さんが歩き回ってしまうと、汚れがいろいろなところに広がってしまい、お掃除が大変になってしまいます。
洗面所クッションフロアの失敗例4:イメージと違った
クッションフロアは石目調やタイル調のものなどいろいろなデザインがあるので、選ぶ際には小さなカットサンプルが貼り付けられたサンプル帳を見て決めることが多いです。なので、小さいカットサンプルで見た時と、実際に洗面所に貼られた時とではデザインや色味などの印象が違って見えて「イメージと違った」「失敗した」と感じる方がいらっしゃいます。
洗面所クッションフロアの失敗例5:角や隅の施工が悪い
クッションフロアはDIYでも簡単に施工できる建材なので、丁寧に施工しないと綺麗に仕上がりません。特に角などはクッションフロアを丁寧にカットしないと綺麗に納まりませんし、もしかしたら掃除などで角がめくれてきたりとトラブルになる可能性もあります。
洗面所クッションフロアの失敗例6:扉の開け閉めによりできた傷が目立つ
家の築年数が経つと、多少なりとも気温や湿度などによって柱や床をささる構造材などが歪んできて、次第にドアなども歪んできます。そうなってきた状態で片開き戸などを開け閉めした時、床のクッションフロアにドアの下端が当たると擦れて傷が入ってしまいます。建具の開け閉めは一日に何度もすると思うので、同じ状況が続くと傷が積み重なり一部分だけ傷が目立ってしまうなんてことになってしまいます。
洗面所クッションフロアの失敗例7:髪の毛一本でも目立つ
クッションフロアはたくさんの色や柄の展開があるので、デザイン性の高い建材です。ですが、洗面所は家の中でも髪の毛が落ちやすい部屋の一つで、髪の毛とクッションフロアの色味に差があると、髪の毛が一本落ちているだけでも、かなり目立ちます。なので、黒髪や茶髪の方にはダーク系のものや柄物のデザインを、金髪などの明るめの髪色の方には明るめのデザインのものを選ぶと、髪の毛が目立ちにくくなります。
洗面所クッションフロアの失敗例8:洗濯機の摩擦で傷ができる
まれに洗濯機の摩擦で、クッションフロアに傷が入ってしまったという失敗例を聞きます。クッションフロアは柔らかい素材なので、洗濯機など硬いものの摩擦などには弱く、傷ができやすい性質があります。なので心配な方は、洗濯機を置く場合は摩擦がクッションフロアに伝わらないように、クッション材をかませたり、直接触れないようにすると傷が予防できます。
洗面所クッションフロアのよくある失敗を防ぐ方法
洗面所の床にクッションフロアを選ぶといいことがたくさんありますが、たまにクッションフロア選びで失敗したという方がいらっしゃいます。今回はクッション選びでの失敗を防ぐ方法をお伝えします。失敗のない、悔いの残らないよう自分にとって一番いいクッションフロアを選びましょう。
失敗を防ぐ方法1:クッションフロアに使いやすい色を選ぶ
クッションフロアは水に強く汚れにも強い性質を持っていますが、洗面所は特に水気の多い場所で、尚且つ汚れやすい部屋です。また長年使っていると、多少なりとも劣化し、防水性や防汚性も弱まってきます。なので長期的に考えて、汚れたり傷が入ってしまっても違和感のないデザインを選ぶと、長く快適な洗面所にすることができます。例えばベースカラーにランダムな柄・模様が入った石目調のようなデザインのクッションフロアにすると、髪の毛や傷が入っても目立ちにくく、違和感なく使い続けることができます。
失敗を防ぐ方法2:とにかく掃除をする
クッションフロアを選ぶ際、もしもの汚れや傷などを考慮してデザインを決めることをおすすめしますが、やはり好きなデザインのクッションフロアを貼りたいという方が多いと思います。その時はとにかくこまめに掃除をすることをおすすめします。そうすれば汚れなどの心配は減りますし、後悔のない家づくりにできると思います。
こまめに掃除をすることは大事ですが、掃除方法もとても重要です。基本的には水拭きするだけでOKなので、簡単に掃除することができます。ただ洗剤やスポンジなどを使って掃除する際、場合によってはクッションフロアを痛めてしまうことがあるので注意が必要です。
失敗を防ぐ方法3:実物のサンプルを見て選ぶ
クッションフロアはたくさんデザインがあり、サンプル帳が分厚いものが多いので、意外と選ぶのは大変です。だからといってスマートフォンやパソコン、印刷物などを見て選ぶと、クッションフロア選びに失敗してしまうことがあります。なぜ失敗してしまうかというと、実物のサンプルを見ていないからです。画面上や印刷物で見ても、どうしても本物とは若干色味の差が出てくるので、実際に洗面所ができて見てみるとイメージと違ったという失敗に陥ってしまう可能性があります。柄物であれば、実物のサンプルであっても小さいものを見るだけでは、柄の大きさなどはわかりにくいです。
なので、画面上や印刷物、小さいサンプルなどではある程度デザインを絞るのに使用して、クッションフロアを吟味する場合はA4サイズのサンプル(尺角サンプル)を取り寄せることができるので、それを使って最終的にデザインを決めると失敗を防ぐことができます。
失敗を防ぐ方法4:実物のサンプルを触って選ぶ
クッションフロアはどこかしらに凹凸があるデザインのものが多いので、スマートフォンやパソコンやカタログなどの印刷物からはどこに凹凸があるのかがわかりにくいです。こちらに関しても、実物のA4サイズの尺角サンプルを取り寄せて、触ったり足で踏んでみて凹凸具合や使用感を確認することをおすすめします。
失敗を防ぐ方法5:洗面所の設備品や家電などの色味を考慮してデザインを決める
洗面所には名前の通り洗面台が据えるので、クッションフロアだけでなく壁や天井などの内装材の色味を決める際には、洗面台の色味を考慮して内装を選ばないと、洗面所の色味がまとまって見えなくなってしまいます。また洗濯機や空気清浄機などの家電を置く洗面所であれば、そちらの色味も考慮すると、より一体感のある洗面所空間にすることができます。
洗面所にクッションフロアを採用するメリット
洗面所クッションフロアのメリット1:耐水性があり、お手入れしやすい
クッションフロアは、塩化ビニールという素材からできており、水を弾く性質を持っています。なので、洗面所などの水廻りで付着しやすい水や油汚れなども、すぐに拭取ることができて、とてもお手入れがしやすい床材です。基本的にはメンテナンスが不要なので、前述のとおり水や汚れが付着したら濡れたタオルなどでサッと拭くだけで綺麗になり、清潔さを維持することができます。
洗面所クッションフロアのメリット2:デザインが豊富にある
クッションフロアは建材の中でもかなりデザインが豊富なものの一つです。たくさん種類があるので、中には「たくさん種類がありすぎて困る」という方もいますが、その分納得度の高いデザインを選ぶことができますし、目一杯個性を出すこともできるので、デザインも選び方もいろいろ選ぶことのできる建材です。主に木目調、タイル調、大理石調などのデザインがあります。
洗面所クッションフロアのメリット3:クッション性があって柔らかい
塩化ビニールで作られているクッションフロアは硬めのゴムのようなクッション性のある床材なので、転んでしまっても怪我しにくく、床に何か物を落としてしまっても傷がつきにくいです。もし床に傷が入ってしまった場合も、クッションフロアは張替えが容易にできる建材なので、その部分だけ張り替えることもできるので、そういった面でもメンテナンスしやすい建材といえます。
洗面所クッションフロアのメリット4:費用が抑えられる
前述にもありますが、クッションフロアはとても安価な床材です。他の床材はフローリングやタイルなどたくさんありますが、その中でも値段が安いです。また施工も比較的簡単なので、工事費としても普通のフローリングよりも費用を抑えることができます。
洗面所クッションフロアのメリット5:DIYで貼り替えができる
クッションフロアは施工が簡単ですし、クッションフロアはホームセンターなどでも購入することができるので、業者に依頼しなくてもDIYで張替えることができます。洗面所の床の形が複雑な時はDIYでは施工が難しい場合もありますので、その際は弊社のような建築業者に依頼する方がいいかもしれません。
洗面所にクッションフロアを採用するデメリット
メリットがたくさんあるクッションフロアですが、もちろんデメリットもあります。家の中でも頻繁に人が出入りする洗面所なので、材料を選ぶ際にはデメリットを理解し、自分や家族の生活スタイルに対して適切かどうかチェックすることが重要です。そうすることで長く快適な洗面所をつくることができます。
洗面所クッションフロアのデメリット1:手入れが大変
毎日のお掃除はゴミを掃除機で吸い取り、濡れた雑巾などで拭き掃除をするだけでOKなので、日々のお手入れは簡単です。ただ注意しておかないといけないのが、下記の2点です。
①メラミンスポンジは使わない
②強力な洗剤は使わない
③硬い掃除用品を使わない
メラミンスポンジは身近なもので洗剤を使わないのによく汚れが落ちるオーソドックスで便利な掃除道具なのですが、研磨作用があるのでクッションフロアの表面を削ってしまい耐水性や防汚性が損なわれてしまう可能性があります。エタノールや塩素系漂白剤などの強力な洗剤はクッションフロアを変色させてしまう可能性があるので、基本は使わないことをおすすめします。もしどうしても使う場合は目立たない隅の部分で変色しないかどうか、使用前に確認すると失敗が回避できるかもしれません。またクッションフロアは柔らかい素材なので、硬いもので掃除をすると傷が入ってしまうことがありますので、注意が必要です。
洗面所クッションフロアのデメリット2:傷がつきやすい
前述にもありますが、クッションフロアは柔らかい素材で質感としては安心して使いやすい素材です。その反面、傷つきやすいです。家具などを設置・移動する際にクッションフロアの上で引きずってしまうと、傷が入ったり、最悪の場合破れてしまうことがあります。なので家具などの硬いものがクッションフロアに触れる場合は、きちんと養生をして作業すると安心です。
洗面所クッションフロアのデメリット3:洗面台の前が汚れる
ビニール素材でできているクッションフロアは耐水性がある分、通気性が悪い建材です。なので、長期間クッションフロアを使用して耐水性がなくなってきた時、水で濡れやすい洗面台前の部分が黒ずんできたり、カビが発生する場合があります。クッションフロアを使用していて、水の弾きが悪くなってきたなと感じた場合は、早めにクッションフロアを張替えるとトラブルなく過ごすことができます。
洗面所クッションフロアのデメリット4:安っぽく見える場合がある
場合にもよりますが、クッションフロアは使い方やデザインによっては安っぽく見えてしまう場合があります。デザインにもよりますが、ほとんどのものが木目やタイルの柄がプリントされた床材になるので、本物とは違って艶感があったりと少し違和感を感じてしまう場合があります。また塩化ビニールでから作られているので、表面が少し艶っぽくなっており、ものによってはチープに見えてしまうことがあります。また広範囲にクッションフロアを張ると安っぽく見えやすいと言われていますので、施工範囲にも注意が必要です。
洗面所クッションフロアのデメリット5:劣化しやすい
水や油汚れに強いクッションフロアですが、まれに変色したり、ひび割れてしまったなどの声を聞きます。もしクッションフロアを施工する洗面所が日が当たりやすい場所であったり、温度変化の激しい場所であれば、採用を避けた方がいいかもしれません。またクッションフロアを傷めないよう優しく掃除・メンテナンスをする必要があります。
洗面所クッションフロアのデメリット6:重い物を置くと跡がつく
クッションフロアはクッション性のある素材なので、家具などの思いものを置くと、跡がついてしまいます。なので、洗面所にタンスなど重たい家具などを置く場合は、クッションフロアの採用を再検討することをおすすめします。それでも重たいものを置く場合は、家具を直接置くのではなく、何かクッション材などを敷いて置くと、跡がつくのを少し緩和できます。
洗面所にクッションフロア以外のものを採用するとしたら
洗面所のおすすめ床材1:フロアタイル
クッションフロアと同じ塩化ビニールからできている床材ですが、クッションフロアと比較すると硬い建材です。なので洗濯機や家具などの思いものを置いても凹みにくいです。その他の耐水性やデザインの豊富さはクッションフロアと変わりません。1つ異なるのは、フロアタイルは名前の通りタイルを貼りつけるように施工するので、クッションフロアと比較すると工事費が高くなります。
洗面所のおすすめ床材2:コルク
コルクの床材は昔からありますが、比較的採用される方が少ないので珍しく感じる方も多いと思います。理由の一つとして、コルクは自然素材ということもあり、材料費が高いからです。ですが、その分コルクならではの弾力性から安心を感じますし、冬場裸足で歩いても寒さを感じにくく、木ならではの温かみを感じることができます。
洗面所のおすすめ床材3:フローリング
フローリングは皆さん馴染みのある床材だと思いますが、水に弱い印象を持っている方が多いと思います。もちろん水に弱いフローリングもありますが、クッションフロアのように水廻り向けに作られた耐水性のあるフローリングもあります。木目柄だけでなく、石目調のものなどのデザインが展開されているので、きっとお気に入りのものが見つかると思います。またフローリングなので、洗濯機などの重たいものを置いたり移動させても、凹んだり傷が入りにくいので、そういった面でも安心感のある床材です。
クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ
洗面所の床に選ぶことのできる建材の種類はたくさんあります。上記のようにクッションフロアはメンテナンス・デザイン・感触など様々なメリットがありますので洗面所にオススメの床材ですが、他のものでも迷う方がいらっしゃると思います。なので、こちらではクッションフロアを洗面所に採用する時のコツについてお話します。
クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ1:クッションフロアを選ぶならグレー系やベージュ系がオススメ
クッションフロアはグレー系やベージュ系がおすすめです。なぜかというと、どちらの色も白っぽくもなく黒っぽくもない色だからです。なので、明るい色のメリットも黒っぽい色のメリットも得ることができるからです。なので、弊社が提案させていただくクッションフロアは基本的にはグレー系やベージュ系が多いです。そうすると髪の毛やホコリがさほど気になりにくいので、過剰に掃除に敏感になることなく快適に過ごすことができます。
クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ2:白いクッションフロアを選ぶなら少し柄が入ったデザインを選ぶ
洗面所は日の入りにくい北側や西日をシャットアウトするため開口が小さくなりがちな西側に配置されることの多い部屋です。なので、白いクッションフロアはそんな洗面所に明るさを与えてくれます。ですが、白っぽいものを選ぶとかなりゴミが気になります。特に髪の毛が落ちやすい場所なのでマメに掃除をされている方も多いと思いますが、結構大変だと思います。なので、白いクッションフロアを選ぶ場合は、過剰にゴミや汚れが目立たないように、少し柄が入ったデザインから選ぶとよりストレスの少ない快適な洗面所にすることができます。
クッションフロアを洗面所に採用するときのコツ3:あえて隣接する部屋の床材に合わせない
洗面所とドアを隔てた隣の部屋、廊下やキッチンが多いと思いますが、多くの場合床にはフローリングが貼られていると思います。そういった時、統一感を出してできるだけフローリングに近いクッションフロアを選ぶ方がいるのですが、個人的にはオススメしません。なぜかというと色味が近いものがあっても完璧に揃わないということ、クッションフロアのテカリが強調されて、フローリングと比べて安っぽく、偽物っぽく見えてしまう可能性があるからです。なので、クッションフロアはあえて、隣の部屋の床材とはデザインや色味が異なるものにして、別物ものとして選んだ方が選びやすく、見た目も変に気にしなくてよくなります。
洗面所のクッションフロアを選ぶなら、白系or黒系どちらが失敗しない?
洗面所のクッションフロアを選ぶ際に色味を悩まれる方が多いと思います。色味を選ぶ時に迷う時は、まず最初に明るい白系のものか黒系のもののどちらの雰囲気がいいかざっくりと自分の好みを把握して、色味やデザインを検討していくとスムーズに決めやすいです。なので、ここでは白系のクッションフロアと黒系のクッションフロアのメリットとデメリットについて解説します。
黒いクッションフロアのメリット
メリット①:高級感が出る
メリット②:落ち着いた雰囲気にすることができる
メリット③:髪の毛が目立ちにくい
ホテルライクのシックな洗面所にしたい場合は、黒いクッションフロアであれば好みの雰囲気にできるだけでなく、髪の毛が目立ちにくくなるので、こまめに掃除をしないといけないプレッシャーやストレスを感じにくくなります。
黒いクッションフロアのデメリット
デメリット①:ホコリが目立って見える
デメリット②:室内が暗い印象になる
デメリット③:冷たそうに見える
黒いクッションフロアは掃除の心配よりも、見た目の色味の印象についてのデメリットの項目が多いです。なのでダーク系より明るいカラーの洗面所が好みの方は、毎日楽しく快適に生活するには明るいカラーの洗面所、クッションフロアにする方がいいと思います。
白いクッションフロアのメリット
メリット①:室内が明るい印象になる
メリット②:広々として見える
メリット③:より清潔感があるように見える
洗面所に限らずいえることですが、床・壁・天井が明るい部屋は広く見えると言われています。また明るい色味は清潔感を感じやすいですし、インテリアや観葉植物などのカラーを入れるとより映えるので、空間としてより色味を楽しむことができる洗面所になります。
白いクッションフロアのデメリット
デメリット①:髪の毛が目立ちやすい
デメリット②:床が黒ずんで見えることがある
デメリット③:劣化しているのがわかりやすく見える
メリットでお話ししたように、明るい色味の部屋には他の色味のものがよく映えるので、逆にいうと目立ちます。なので、ゴミや汚れがクッションフロアついてしまうと、そこが特に目立ってしまいます。髪の毛1本でもかなり目立ちます。なので、汚れが気になるけれど、明るい色味のクッションフロアを選びたい場合は、真っ白ではなく、少し柄がついたものを選ぶと、ゴミが床にあっても少し目立ちにくくなります。
洗面所クッションフロアで失敗しないおすすめコーディネート実例3選
前述の洗面所のクッションフロア選びに関するメリット・デメリットをふまえた、弊社の洗面所のおすすめコーディネート実例を2つご紹介します。ぜひお家づくりの参考にしていただければと思います。
事例1:洗面化粧台が主役のナチュラルなブラウンコーディネート
ポイント①:洗面化粧台が主役になるように、内装は薄めの色に
ポイント②:ホコリなどが目立ちにくい、色味の薄い柄入りのクッションフロアに
こちらの事例は大きな洗面化粧台が主役の洗面所です。洗面化粧台の深いブラウン色が引き立つように、壁と天井はホワイト、床のクッションフロアはベージュが混ざったような淡いブラウン色のコーディネートになっています。床と建具、タオルが似たような色味になっているので、空間にまとまりを感じることができます。クッションフロアは薄っすらと石目調の側になっているので、特にホコリなどが目立ちにくく、使いやすい色合いのものを選んでいます。
事例2:グレーのアクセントクロスが優しく映えるフレンチコーディネート
ポイント①:全体をホワイトを中心とした明るい色にすることで、より清潔感がUP
ポイント②:大理石調のクッションフロアを選ぶことで、高級感がプラスされるだけでなく、ゴミが目立ちにくい
アクセントクロスのグレー色以外は洗面化粧台から家電や収納家具までホワイト色で統一されていて、明るいだけでなく、より清潔感を感じやすいコーディネートになっています。クッションフロアは大理石調なので、ホワイトがベースになっており、髪の毛やホコリなどが目立ちそうな色味ですが、大理石の特徴であるランダムな黒い柄が入っているのでデザイン的に高級感を感じるだけでなく、ゴミや汚れが目立ちにくくなっています。
事例3:色の濃淡で空間にメリハリをつけたシンプルなグレーコーディネート
ポイント①:単調になりやすいモノトーンコーディネートでも、濃淡を変化させることでメリハリがつく
ポイント②:少しムラのあるクッションフロアを選ぶことで、ゴミや傷などが気になりにくい
内装がホワイトとグレーの2色のみですが、洗面台が明るい淡いグレー、床のクッションフロアが濃いグレーになっているので、単調な印象にならずメリハリのついたコーディネートになっています。またスツールやラタンの収納BOXがナチュラルな印象もプラスされているので、親しみやすい色味になっています。クッションフロアは少しムラのある濃いめのグレー色なので、こちらも髪の毛やホコリが気になりにくいデザインです。
まとめ
今回のコラムの「洗面所のクッションフロアのよくある失敗例と後悔しないための方法」はいかがだったでしょうか?いろいろな内容についてお話ししましたが、簡単にまとめると
・洗面所にクッションフロアを選ぶ時は、汚れや傷が目立ちにくい少し柄の入ったデザインにする
・クッションフロアの色はグレーやベージュのものは汚れが目立ちにくい
・色味や凹凸を確認するために、実際のクッションフロアのサンプルを取り寄せて、最終的にデザインを決定する
・ツヤやテカリのあるデザインのクッションフロアは安っぽく見える場合があるので避ける
・掃除の際には特別な掃除道具は不要だけど、こまめに拭き掃除をする
という内容です。デメリットについても細かく紹介しましたが、クッションフロアはメリットが多いので、洗面所の床材に採用して大きな失敗ということはほとんどないと思います。ただ失敗の内容の大小に関わらず、その場合は後悔は残ってしまうので、そうならないように事前に内容を把握し、家族で素材選び、デザイン選びをすると、洗面所のクッションフロア選びで失敗することはほとんどなくなると思いますので、ぜひこのコラムを参考にしていただければと思います。