子育てグリーン住宅支援事業
2025年度の住宅の補助金が発表されました。
新築とリフォームとございますが、今回は「新築」の補助金のご紹介です。
前年まではカスケの家は、補助額の一番高い金額を受けられる性能がありました。今回の補助金も、まだ情報が全て出そろってませんが、どうにか性能はクリアできそうです。1邸シュミレーションしてみましたが、プランにより、給湯器等の設備を少し良いものにする必要があるかもしれません。
今回、大きく変わっています。
まず、名前が違いますね。毎年同じにしてほしいです。覚えれません。
それから、右上の令和6年度 補正予算案を見ると2250億円となっています。
これが新築とリフォーム合わせての予算に見えます。
令和5年度の新築とリフォームを合わせての予算が2500億円です。
で、12月4日時点で約80%の予算を使ってます。
同じペースだと、令和6年は少しなくなるのが早いかなという感じですね。
11月~12月で終わってしまうかなという予想です。
それから大きな違いが、補助額が最大160万円です。ですのでこれを目指したい方が多いと思います。
その条件を見てみましょう。
対象世帯は、160万円の補助額に対してはございません。すべての世帯となっています。令和5年までは子育て世帯でした。
対象住宅は「GX志向型住宅」? これは新しい言葉で、分かりません。調べてみました。
GX志向型住宅
今までは省エネ性能に関しては、ZEH基準を取っていれば、補助金がもらえましたが、その上の性能です。
正直、ZEH基準の断熱性では少し寒いのではと思ってました。
1.断熱等性能等級は、6以上
2.再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
3.再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
断熱性能等級6とは?
HEAT20の基準で言うとG2という基準になります。弊社のEavesという規格住宅の標準仕様です。
弊社UA値≧0.46の為、カスケホームの標準仕様であれば適合します。
(※弊社施工エリアは省エネ基準地域区分、5地域・6地域です。)
再生可能エネルギーとは?
再生可能エネルギーというのは、自然の力を繰り返し使えるエネルギーのことを言います。
例えば太陽光、風力、水力、地熱、それにバイオマスなんかが代表的ですね。補助金の評価には、主に 「太陽光発電」を指します。
先の要件を書き換えると
太陽光発電を評価せず35%以上の削減率
長期優良住宅であれば20%以上の削減率でした。35%以上の削減率は少し厳しめですが、断熱性能によりますが、弊社であれば換気扇とエコキュートとLED照明を評価すれば、達成できる見込みです。
太陽光発電を評価して100%以上の削減率
おおよそ5~6KW以上の太陽光発電システムを搭載すれば、達成できると思います。屋根形状も切妻や片流れで、南に流すというEavesの考え方ですれば、容量を乗せやすいと思います。
これで、対象外の建物や災害等の地域でなければ、今のところ、160万円の補助額を受けれると思います。これからの発表は注意してください。
それと、蓄電池の補助額が別でもらえるように書いてますね。良いですね。ただし、これは今までなかった項目です。ほぼ情報が無いです。
まとめ
補助金に求められる性能が年々上がってますね。弊社の標準仕様が、遂に補助金の基準に追いつかれたという印象です。
その為、一次エネルギー等級という計算で、今までは補助金基準よりランクの高い断熱性能のアドバンテージがあったのですが、それがなくなってしまった。一次エネルギーも評価できるところは全て評価しなくてはという感じです。
断熱性能が基準に達してない工務店は、混乱すると思います。
それと感じるのは、この補助金を目指し断熱性能等あげれば、日本の省エネレベルは上がると思います。
加えて意識してほしいのは気密性C値と防湿性です。どうせならこの2つの性能も意識した家造りをして頂ければと思います。
それから、日射遮蔽と日射取得もですね。
私の家は「UA値=0.33 C値=0.5」です。南の窓には庇があります。暖かいです。快適です。幸せです。
断熱ももうこれ以上は、基準を上げなくていいと感じています。庭にお金を使いたいです。庭に木を植えれば、夏なんか断然涼しくなりますよ。他にもやりたいことをやって、予算があまるのなら、もう一度、断熱を検討しようかなという考えです。