建部 綾香 ◇◇◇

狭いキッチンダイニングも横並びなら解決!レイアウトのアイデアと工夫

2023/04/17(月) 家づくりのこと

contents

1. はじめに

 1-1 狭いキッチンダイニングの問題点

 1-2 本記事の目的

2. キッチンダイニングのレイアウトの種類

 2-1 L字型

 2-2 I字型

 2-3 平行型

 2-4 U字型

 2-5 ペニンシュラ型

 2-6 アイランド型

3. 狭いキッチンダイニングを広く見せるコツ

 3-1 色彩の工夫

 3-2 照明の工夫

 3-3 ストレージの工夫

 3-4 間仕切りの工夫

 3-5 家具の選び方

 3-6 インテリアの工夫

4. 狭いキッチンダイニングをより使いやすくするアイデア

 4-4 カウンターテーブルの設置

 4-5 スライド式収納の導入

 4-6 モノレール式照明の設置

 4-7 キャビネットの位置の工夫

 4-8 スリムタイプの家具の選択

 4-9 グリーンの導入

5. 狭いキッチンダイニングの成功例

 5-1 実際に実践されている狭いキッチンダイニングのレイアウトとアイデアの紹介

 5-2 狭いキッチンダイニングの成功例①

 5-3 狭いキッチンダイニングの成功例②

 5-4 狭いキッチンダイニングの成功例③

 5-5 狭いキッチンダイニングの成功例④

6. まとめ

 6-1 狭いキッチンダイニングでも快適な空間にするポイントのまとめ

 6-2 参考になるアイデアやレイアウトの提供

 

はじめに

狭いキッチンダイニングの問題点

動線の制限

キッチンとダイニングが一体となった狭いスペースでは、動線が制限されてしまい、調理中に移動する際にぶつかってしまったり、邪魔になってしまったりすることがあります。

収納スペースの不足

狭いスペースでは、収納スペースが限られてしまい、調理器具や食器を収納する場所が不足してしまうことがあります。

調理スペースの制限

狭いスペースでは、調理スペースが限られてしまい、複数の料理を同時に調理することが難しくなることがあります。

通気性の不足

狭いスペースでは、換気がうまくできず、調理中のにおいや湿気がこもってしまうことがあります。

椅子やテーブルの配置の難しさ

狭いスペースでは、椅子やテーブルの配置が難しくなり、移動する際にぶつかってしまったり、足元が狭くて不快に感じることがあります。

 

本記事の目的

部屋の間取り図でよく目にする「ダイニングキッチン」。少し狭いと家具をどのように配置すればよいか悩んでしまいます。そこで、こちらのコラムでは狭いダイニングキッチンを快適空間にするポイントをご紹介。狭いダイニングキッチンを、広く感じる空間に仕上げられるようチェックしてみましょう。

 

キッチンダイニングのレイアウトの種類

 L字型

キッチンカウンターやキャビネットを壁に沿って2列に配置し、90度の角度で接続させたレイアウトのことを指します。つまり、キッチンカウンターやキャビネットが2つの壁に沿ってL字型に配置されているレイアウト形式です。

 

 I字型

キッチンカウンターやキャビネットを壁に沿って一列に配置するレイアウトのことを指します。つまり、キッチンカウンターやキャビネットが壁に対して直線的に配置されているレイアウト形式です。I型キッチンは、狭いスペースにも対応できるため、アパートやマンションなどでよく採用されます。

 

Ⅱ型(平行型)

キッチンカウンターやキャビネットを壁に平行に並べて配置するレイアウトのことを指します。I型キッチン同様、平行型キッチンは、狭いスペースでも効率的に使えるため、アパートやマンションなどでよく採用されます。また、壁に沿って配置するため、収納スペースが豊富に確保できるのも特徴です。

 

U字型

キッチンカウンターを壁に沿ってU字型に配置し、その中に調理スペースを配置するレイアウトです。カウンターの内部に調理スペースがあるため、動線が短く、豊富な収納スペースを確保することができます。

 

 ペニンシュラ型

ペニンシュラとは、英語で「半島」を意味し、キッチン部分が半島のように突き出ていることから、ペニンシュラキッチンと呼ばれています。

四方が壁に接していないアイランドキッチンを、片側だけ壁につけたものと考えるとイメージしやすいかもしれません。

対面キッチンはコミュニケーションが取りやすく開放的な空間を演出できるのが魅力です。

 

 アイランド型

キッチンカウンターを中心に、調理スペースを取り囲むように配置するレイアウトです。カウンターの中心に調理スペースを配置するため、複数人で調理をする際にも使いやすいレイアウトです。

 

狭いキッチンダイニングを広く見せるコツ

色彩の工夫

明るいカラーを使うことで、空間を広く見せることができます。特に白色は、光を反射させることで広く見せる効果があります。また、壁や床などの色を統一することで、統一感のある空間を演出できます。

 

照明の工夫

十分な照明を確保することで、キッチンダイニングを広く見せることができます。天井に設置するダウンライトや、棚などに設置するスポットライトなどをうまく組み合わせることで、明るく広く見える効果があります。

 

ストレージの工夫

無駄なものを取り除くことも大切です。例えば、使わない調理器具や食器は、収納スペースを取るだけでなく、部屋を圧迫する原因にもなります。必要最低限のものだけを取り入れることで、スッキリとした印象を与えることができます。

 

間仕切りの工夫

キッチンとダイニングスペースを区切るパーテーションを設置することで、視線を遮りながら、空間を広く見せることができます。パーテーションには、透明なガラス素材を使うことで、視界を妨げずに、空間を広く見せることもできます。

 

家具の選び方

家具は、できるだけコンパクトなものを選ぶことが大切です。ダイニングテーブルやイスは、折りたたみ式やスタッキング式のものを選ぶことで、収納スペースを節約できます。

 

インテリアの工夫

光を反射しやすい素材を使った家具や装飾品を取り入れることも効果的です。例えば、鏡やガラス素材のテーブルや照明器具を使うことで、空間を広く見せることができます。さらに、壁面にアートや写真を飾ることで、空間を華やかにすることができます。しかし、飾りすぎると逆に圧迫感を与えてしまうので、適度なバランスを保つことが大切です。

 

狭いキッチンダイニングをより使いやすくするアイデア

カウンターテーブルの設置

カウンターテーブルを設置することで、収納スペースを増やすことができます。またカウンターテーブルは、調理作業スペースとしても便利です。

小さなキッチンダイニングスペースにおいては、カウンターテーブルをダイニングテーブル代わりに使うことができ、食事スペースとしても活用できます。

 

スライド式収納の導入

スライド式収納は、奥行きのある引き出しや棚を使うことで、収納スペースを有効に使うことができます。また、引き出しや棚をスムーズにスライドさせることができるため、収納物の出し入れも簡単です。

 

モノレール式照明の設置

モノレール式照明は、天井から一本のレールを伸ばし、そこに照明器具を取り付けるタイプの照明です。この照明を狭いキッチンダイニングに設置することで、スペースをとらずに照明を設置することができます。

また、モノレール式照明は、レール上の照明器具を自由に移動させることができます。これにより、調理スペースや食事スペースに合わせて照明の位置を調整することができます。例えば、調理スペースには明るく、食事スペースには柔らかな光を当てるように照明を調整することができます。

 

キャビネットの位置の工夫

キャビネットを天井近くまで設置することで、壁面の有効活用ができます。また、壁面の収納スペースを使うことで、床面積を広く確保することができます。また、少ないスペースでも有効活用できるストック収納を取り入れることができます。例えば、食器棚の下に引き出しを設置したり、調理器具を収納する引き出しをカウンター下に配置することで、収納スペースを増やすことができます。

 

スリムタイプの家具の選択

スリムタイプの家具は、薄型で省スペースなため、狭いスペースでもスムーズに動線を確保できます。例えば、ダイニングテーブルやチェア、収納家具など、様々な家具にスリムタイプのものがあります。

また、キッチン周りに置く家具は、できるだけ移動がしやすく、場合によっては収納や作業にも使えるようなデザインのものがおすすめです。

 

グリーンの導入

狭いキッチンダイニングでは、壁面や吊り棚、キャビネット上など、スペースをとらずにグリーンを飾ることができる場所があります。特に、キッチン周りでは、グリーンを置くことで、調理や食事をする時間にリラックス効果をもたらし、ストレスを軽減することができます。また、グリーンは、空間を彩り、アクセントにもなりますので、インテリアに取り入れることで、より快適な空間を作ることができます。

 

 

狭いキッチンダイニングの成功例

実際に実践されている狭いキッチンダイニングのレイアウトとアイデアの紹介

料理や食事をする場であるキッチンダイニングは、レイアウトによって居心地や使い勝手が大きく変わる場所です。

狭いキッチンダイニングの活用方法を知り、快適な空間をつくりましょう。

 

狭いキッチンダイニングの成功例①

I型キッチンにダイニングテーブルを設置するレイアウト

狭いキッチンダイニングでよく見られるレイアウトの一つが、I型キッチンにダイニングテーブルを設置するものです。キッチンとダイニングを分けずに、一体感のある空間を作ることができます。

ダイニングテーブルには、引き出しや収納スペースを設けることで、キッチン道具や食器などを収納することができます。また、ダイニングテーブルにスツールを置くことで、食事やおしゃべりを楽しむことができます。

 

狭いキッチンダイニングの成功例②

L型キッチンに壁面収納を設置するレイアウト

L型キッチンの場合、壁面を有効活用することで、スペースを節約することができます。例えば、壁面に収納棚やキッチンカウンターを設置することで、調理スペースを確保することができます。

また、壁面にはホワイトボードやメモボードを設置することで、買い物リストやスケジュール管理などに活用することができます。

 

狭いキッチンダイニングの成功例③

Ⅱ型(平行型)キッチンにカウンターテーブルを設置するレイアウト

Ⅱ型(平行型)キッチンの場合、横幅が小さい間取りであってもキッチンとダイニングのスペースを確保することができます。アイランド型のキッチンの向かいに、カウンターのテーブルを設置することで、食事をするスペースを確保することができます。

 

狭いキッチンダイニングの成功例④

ダイニングテーブルとキッチンカウンターを一体化させるレイアウト

キッチンとダイニングを一体化する場合、ダイニングテーブルを設置することが多いですが、キッチンカウンターと一体化させることもできます。ダイニングテーブルの一部をキッチンカウンターとして使うことで、調理スペースを確保しながら、ダイニングスペースを確保することができます。

 

 

まとめ

狭いキッチンダイニングでも快適な空間にするポイントのまとめ

①レイアウトを工夫する

平行型、I型、L型、カウンターテーブルなど、レイアウトを工夫することでスペースを有効活用することができます。

②収納スペースを確保する

収納スペースを確保することで、調理道具や食器などをスッキリと収納することができます。

③明るくする

狭い空間でも明るくすることで、広々とした印象を与えることができます。窓を広く取り、自然光を取り入れたり、照明器具を工夫することで明るい空間を作ることができます。

④カウンターテーブルを設置する

カウンターテーブルは、狭いスペースでも設置できるので、キッチンダイニングの使い勝手を向上させることができます。

 

いかがでしたでしょうか?

これらのポイントを踏まえて計画することで、狭いキッチンダイニングでも快適な空間を作ることができます。

ぜひご参考にしてみてください!


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