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高気密高断熱住宅に住んで後悔?!建てる時の注意点と失敗事例の解説

2022/11/29(火) 家づくりのこと

 

contents

1. 高気密高断熱住宅とは

2. 高気密高断熱住宅を建てる時の注意点

 2-1 換気計画:高気密高断熱住宅はハウスダストがたまり、喘息やアレルギー性鼻炎の原因に...?!

 2-2 結露対策:高気密高断熱住宅は壁の中や床下、天井裏で内部結露が発生すると、カビ・ダニがわく...?!

 2-3 開口計画:高気密高断熱住宅は窓が小さくて息苦しい家になる...?!

3. 高気密高断熱住宅を建てた人の失敗事例の解説

 3-1 高気密高断熱住宅なのに、なぜか冬は寒く、夏は暑い...

 3-2 室温は快適だけど、高気密高断熱住宅なのに住み心地が悪い

4. まとめ


高気密高断熱住宅って何? 岡山県で建てるベストな高気密高断熱住宅について

カスケの家の家づくり

カスケの家の高気密高断熱住宅

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高気密高断熱住宅とは

 

よく「高気密高断熱住宅」という言葉を聞くと思いますが、そのような意味かご存じでしょうか?部材同士の隙間をなくして、家の内外の空気の流れを遮断し、空気の出入りを少なくすることを気密、家の夏の暑さや冬の寒さなどの外の過酷な気温が家の中に伝わりにくく、家の中の快適な室内の温度が外に伝わりにくいことを断熱と言います。この気密と断熱の高い性能を兼ね備えた快適な住宅を「高気密高断熱住宅」と言います。高性能な高気密高断熱住宅は温度が変わりにくいので、エアコンなどの冷暖房がで年中快適に過ごせて、なおかつ光熱費が抑えられるといった経済的な面でもメリットのある今注目の住宅です。

そんな高気密高断熱住宅ですが、口コミや体験談の中で「ハウスダストが溜まりやすい」「カビやダニなどが発生する」などの声があります。今回は高気密高断熱住宅を建てる時の注意点と失敗事例を解説します。

高気密高断熱住宅を建てる時の注意点

換気計画:高気密高断熱住宅はハウスダストがたまり、喘息やアレルギー性鼻炎の原因に...?!

高気密高断熱住宅は、家の内外の空気の流れを遮断して、外の冷たい空気や暑い空気の出入りを少なくする気密性の高い住宅なので、室内の空気がこもりやすい傾向にあります。なので、喘息やアレルギー性鼻炎など健康被害の不安な声がよく聞かれます。

ですが、換気をすることで室内に空気の流れができるのでハウスダストがこもりにくくなり、安心して快適に過ごすことのできる高断熱高気密住宅になります。隙間の多い気密性の低い家を換気しようとすると、いろいろな隙間から空気の流れができて換気の空気の流れが分散してしまい空気の循環ができず、効率的に換気できないことが多いですが、高気密住宅であれば空気の流れをしっかりと作れるので効率的で有効な換気計画をすることができ、空気をきれいに保つころができます。

余談ですが、2000年代あたりに住宅建材から発生する化学物質によりアレルギー症状などを発生してしまうシックハウス症候群が流行し社会問題になり、2003年に建築基準法の改正で、1時間の換気で家の半分の空気が入れ替わるように換気計画をすることが義務化されました。換気といえば煙や臭いを吸い出すためのものと思われている方が多いと思いますが、それだけではなく、ハウスダストなどの汚染物質を排除するためのものでもあります。それほど換気は住宅とって重要なポイントとなっているのです。

結露対策:高気密高断熱住宅は壁の中や床下、天井裏で内部結露が発生すると、カビ・ダニがわく...?!

 

床や壁、天井などに断熱材を入れることが多い高断熱住宅では、適切に断熱材を施工しないと内部結露の発生する可能性があります。内部結露は壁内などに断熱材を施工する際、壁と断熱材の間に隙間があるとそこで温度差が生じて、壁内に結露が発生します。結露が発生すると断熱材にカビが発生し、ダニがわいてしまうことがあり、木造住宅は湿気に弱いので、家を支える柱や梁が腐食してしまったり、シロアリ被害にあうなんてことになりかねません。最近では分譲住宅やローコスト住宅であっても、必ず壁の中に断熱材を入っているので、注意が必要です。

対策としては隙間ができやすい断熱材を使わないこと、内部結露が起きにくい断熱材を採用することなどがあげられます。また湿気が発生してもその湿気を逃がせるように通気性を確保することも内部結露対策になります。

前述のように結露となると健康被害だけでなく、家そのものへの被害もあるので不安になると思いますが、逆に言うときちんと結露対策がされていれば、躯体を長持ちさせることにつながり、より長く安心して住み続けられるようになります。

開口計画:高気密高断熱住宅は窓が小さくて息苦しい家になる...?!

"高気密高断熱"と聞くと、漠然と"息苦しい"というイメージを持たれている方が多いかもしれません。高気密高断熱住宅が普及し始めた頃は、断熱性の優れた高性能サッシ(窓)が高価だったため、予算の関係からあまりサッシを取り付けることができなかった住宅が多く、その関係で"息苦しい"というイメージが未だに残っています。最近では高性能サッシがかなり普及して、お手頃な値段で手に入るようになったので、こういった不安は解消されてきています。

 

また家の中に入ってくる外気の寒さや暑さなどの温度の7割は窓から入ってくるので、いくら高性能な断熱材を施工しても、たくさん窓をつけると断熱性が損なわれてしまいます。なので断熱性を高めようと思うと、窓の数は少なく、窓の大きさは小さい方が有効だと言えます。

そうとはいえ、日光を室内に取り込んだり、景色を楽しんだりと、目に見える快適性から家には窓が欠かせないものです。なので、高性能な高気密高断熱住宅を目指していても、必要に応じて敷地環境や家の作りによって適切なサッシの配置・大きさを検討することで、より豊かで快適な住まいにすることができます。

高気密高断熱住宅を建てた人の失敗事例の解説

高気密高断熱住宅なのに、なぜか冬は寒く、夏は暑い...

 

高気密高断熱住宅を建てていざ住んでみたら、なぜか冬は寒く、夏は暑い。そのお家はもしかしたら気密性や断熱性のレベルが低いのかもしれません。なぜこのようなことが起きるのかと言うと、高気密・高断熱に対して基準がないからです。気密性はC値、断熱性はUa値などと数値化できるのですが、どこから高気密・高断熱と言えるのか基準が明確に定められていません。なので、高気密高断熱の仕様ですと建築会社から説明を受けていても、実際家を建ててみると、快適に過ごせる気密性・断熱性のない家だった、なんてことがあります。そんなことにならないように、例えばC値やUa値の目標値がある方はそれを建築会社に伝え、高気密高断熱住宅を建てるのが得意な会社なのかなど検討して、会社選びをするといいかもしれません。

※C値は実際の家を機械で気密測定することで、Ua値は家の間取り・形状・仕様などを基に性能計算をすることで値を求めることができます

室温は快適だけど、高気密高断熱住宅なのに住み心地が悪い

 

高気密高断熱住宅は気密処理をしたり、グレードの高い断熱材を入れたりと通常の工事に対して+αの金額がかかります。そうなると憧れだったデザインや仕様などを諦めないといけないことがあるかもしれません。多くの方が予算の中で「快適に楽しく過ごすことのできる家づくり」を目指している中、性能とデザインのバランスが家族にとって適正なバランスでないと、いざ家を建ててみると「年中快適だけど、家に愛着が持てない」「理想のデザインの家になったけど、暑くて寒い」など、不満や後悔が残ってしまう可能性があります。

【まとめ】高気密高断熱住宅を建てる時の注意点と失敗事例の解説

 

・ハウスダストがたまらないように、換気計画をきちんとする

・内部結露がこらないように、結露対策をする

・息苦しさを感じないように、適切な開口計画をする

・高気密高断熱住宅をきちんと建ててくれる会社を選ぶ

・性能面とデザイン面のコストバランスを検討する

高気密高断熱住宅は快適性や光熱費削減などたくさんメリットのある住宅ですが、その分注意しておくべきことがあります。せっかく家を建てたのに、モヤモヤと後悔が残るのは避けたいですよね。なので上記の注意点をしっかりと把握し、安心して工事を任せられる会社を選びをすることをオススメします。そうすることで、年中快適で家族みんな笑顔で暮らすことができるお家にすることができます。


高気密高断熱住宅って何? 岡山県で建てるベストな高気密高断熱住宅について

高気密高断熱住宅とは、家中の隙間をなくして、屋内外の空気の流れを遮断し、空気の出入りを少なくする気密と、夏の暑さや冬の寒さを家の中に伝わりにくくし、なおかつ家の中の快適な室温が屋外に伝わりにくくすることを断熱と言いい、この両方の性能を持った住宅のことを指します。

岡山県は温暖で日照時間が長く、雨が少ない瀬戸内海式気候なので、全国的にみるととても住みやすい気候です。なので、そこまで高性能な住宅はまだ普及していないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、岡山県でも高気密高断熱住宅を建てている会社はハウスメーカーだけでなく、工務店にもたくさんあります。

カスケの家の家づくり

カスケの家では快適性の面では「暑いとも寒いとも感じない。一年中、春のような快適な家」をコンセプトに、暖かさ・涼しさ・安心が長く続くように家が傷みにくい家づくりをしています。具体的にいうと敷地環境から光や熱などの自然エネルギーを最大限に活用したパッシブデザインを取り入れ、家中どこにいても安定した快適な温度環境の家を作っています。またマイホームは一生に一度の大きな買い物なので、費用面では目の前の初期コストではなく、将来の光熱費やメンテナンス費などの生涯コストを考えたコストパフォーマンスの良いお家をご提案しています。

暮らし方に関しては、開放的な吹き抜けや深い軒、家事負担を軽減した家事ラクプランなど、ご家族が快適に暮らし続けられる間取りをご提案しています。そういった考え方で快適で長く住み続けられる家づくりをしています。

カスケの家の高気密高断熱住宅

カスケの家の高気密高断熱住宅は基礎断熱、壁断熱、屋根断熱など室内外の温度が行き来しないように、隙間なく断熱材を詰め込み断熱効果を最大限に発揮できるよう施工しています。また隙間をできるだけ少なくするように、家をラップに包むように気密施工を行い、気密性だけでなく併せて湿度もコントロールしています。そうすることで断熱性能はUa値0.46W/㎡・K以下、気密性能はC値0.5c㎡/㎡(±0.2)の高気密高断熱住宅を実現しています。

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