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リビング階段に扉をつける失敗例

2023/03/14(火) 家づくりのこと

リビング階段に扉をつけた失敗例

夢だったマイホーム。「失敗しない、後悔しないためにはどうすればいいんだろう」と悩まれている方が多いと思います。家づくりの際に失敗することはできるだけ避けたいですよね。そうはいっても、家づくりはそんなに経験できるものではないので「何が失敗になるのか」「何を気を付ければいいのか」わからない方がほとんどだと思います。

そこで今回は、その家づくりでの失敗例として多くあげられる「リビング階段に扉をつける失敗例」「リビング階段に扉をつける時のポイント」などに焦点をあててお話ししたいと思います。

contents

1. リビング階段とは

2. リビング階段の扉について

3. リビング階段の扉のよくある失敗例

 3-1 リビング階段に扉をつけた失敗例:開け閉めが面倒

 3-2 リビング階段に扉をつけた失敗例:リビングの開放感がなくなる

 3-3 リビング階段に扉をつけた失敗例:プラスで費用がかかってしまう

 3-4 リビング階段に扉をつけた失敗例:人の気配を感じづらくなる

 4. リビング階段に扉をつけるメリット

 4-1 リビング階段に扉をつけるメリット:リビングの暖房が効きやすくなる

 4-2 リビング階段に扉をつけるメリット:リビング以外の部屋の防音対策になる

 4-3 リビング階段に扉をつけるメリット:ニオイ対策になる

 4-4 リビング階段に扉をつけるメリット:小さい子どもが2階に行かない

5. リビング階段に扉をつけるデメリット

 5-1 リビング階段に扉をつけるデメリット:開け閉めの手間がかかる

 5-2 リビング階段に扉をつけるデメリット:閉鎖的な印象になる可能性がある

 5-3 リビング階段に扉をつけるデメリット:費用がかかる

 5-4 リビング階段に扉をつけるデメリット:人がどこにいるのか感じ取りにくい

6. リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント

 6-1 リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント:扉は下の階に取り付けて冬場の快適性を高める

 6-2 リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント:防音性の高い扉にする

 6-3 リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント:扉はアクリルパネルのついた引き戸にする

7. まとめ

リビング階段とは

リビング階段とは、名前の通りリビングの中に階段を配置した間取りのことで、リビングイン階段と呼ばれることもあるものです。リビング階段の特徴は2階に行く時、必ずリビングを通るようになるので、家族と顔を合わせる機会が多くなりコミュニケーションが増えると言われている間取りなので、お子さんがいるご家族にはとても人気な間取りになっています。

リビング階段の扉について

上記のようにリビング階段はとても人気な間取りの一つですが、メリット・デメリットのある間取りになるので、それぞれのご家族に合わせたリビング階段を計画する必要があります。今回は人気のリビング階段のデメリットをカバーするのに活躍する扉を取り付けた時の失敗例、メリット・デメリットについて詳しくお話しします。

リビング階段の扉のよくある失敗例

リビング階段に扉をつけた失敗例:開け閉めが面倒

階段はほとんどの方が毎日使うものなので、その都度扉を開け閉めするのに手間を感じる方が多いです。ショッピングモールや病院など住宅以外で常時階段の扉を閉めている建物がないので、余計に面倒に感じたり、煩わしく感じる方がいます。

リビング階段に扉をつけた失敗例:リビングの開放感がなくなる

リビング階段のある間取りは、当然リビング+階段の間取りになるので、通常のリビングよりも大きい空間になっている場合がほとんどです。また人が一番集まりやすいリビングなので、階段のデザイン性を高める方が多いです。そんな広々としたこだわりのリビング空間を扉で仕切ると、開放感がなくなり、圧迫感を感じてしまいます。また扉で階段が隠れてしまったりと、もったいなさを感じてしまう間取りになることがあります。

リビング階段に扉をつけた失敗例:プラスで費用がかかってしまう

階段は通路の一つなので、本来は通りかいするだけなので扉は必要ない箇所です。実際扉をつけるとなると費用は5万円程度ですが、本来必要のないものなのでオプションのような感覚で費用が掛かるので、お家全体の建築費用とのバランスを考えながら、扉をつけるかどうか検討する必要があります。

リビング階段に扉をつけた失敗例:人の気配を感じづらくなる

リビング階段に扉をつけると生活音が響きにくくなります。なので、その分人の気配が感じられにくくなります。特に小さなお子さんがいるご家族であれば、安全のためにお子さんの動きをある程度感じ取りたいと思いますので、リビング階段に扉をつけて失敗したと感じる方もいらっしゃるかもしれません。逆に言えば、音が遮られリビングからの生活音が聞こえなくなるので、個室などはより静かな空間になり、勉強や趣味などに集中しやすい環境になります。

リビング階段に扉をつけるメリット

リビング階段に扉をつけるメリット:リビングの暖房が効きやすくなる

リビング階段の扉をつけて、扉の開け閉めの調整をすると、年中快適に過ごすことができます。冬場の暖房で暖まった空気は上にのぼっていく性質があるので、1階で暖房をかける際はリビング階段の扉を閉めて、暖まった空気が2階へ移動しないようにすると、快適に過ごすことができます。逆に扉がない場合は1階の暖まった空気が2階へ移動してしまい、暖房をかけても1階が暖まらないという現象が起きてしまいます。

リビング階段に扉をつけるメリット:リビング以外の部屋の防音対策になる

リビングは「一番人が集まりやすい場所」=「一番音が出やすいにぎやかな場所」なので、リビング階段に扉をつけて閉めておくと、1階と2階の空間が仕切られ「音」=「振動」が伝わりにくくなるので、防音対策になります。逆に扉がない場合はリビング以外の部屋にいると生活音がうるさいという失敗談をよく聞きます。勉強や趣味など集中する時にはリビング階段の扉を閉めて音を遮り、それ以外の時は扉を開けて離れていても家族の動きを把握できるようにしたりと、扉があるだけでいろいろな過ごし方ができます。

リビング階段に扉をつけるメリット:ニオイ対策になる

リビング階段に扉をつけて閉めておくと、当然空気が遮断されるので、嫌なニオイが家全体に回りにくくなります。扉がない場合は、リビング階段は吹き抜けと同じように空間が2階まで続いているので、食事のニオイなどがリビング階段を通って2階まであがりやすくなります。特に焼肉やお好み焼きなどホットプレートを使うご家庭であればリビング階段に扉をつけることをオススメします。ものにもよりますが、ホットプレートに煙軽減機能や無煙ロースターなどの機能がないものを使い場合は特にニオイが発生しやすく、思っている以上にニオイが家に回るので、扉を取り付けることを検討するといいと思います。

リビング階段に扉をつけるメリット:小さい子どもが2階に行かない

小さいお子さんの行動は予想もつかないことがありますので、知らない間に階段に上っていたり、下っていたりして、ヒヤッとすることもあるかもしれません。階段に扉をつけていれば、ある程度大きいお子さんでしか「扉を開け閉めできない=階段の上り下りができない」ので、より安心して過ごすことができます。また室内でペットを飼っているご家族であれば、ペットが2階に上がらないようゲージのように使うことも可能です。

リビング階段に扉をつけるデメリット

リビング階段に扉をつけるデメリット:開け閉めの手間がかかる

上記のようにリビング階段に扉をつけるとたくさんのメリットもありますが、階段はほとんどの方が一日に一度は上り下りすると思います。なのでその分毎回階段に行くたびに扉を開け閉めしないといけなくなります。特に朝や夜など、家族の動きが活発になる時間帯は、階段ですれ違うタイミングもあると思います。そうなると余計に扉の存在が煩わしく感じたり、扉があることで通りにくく感じることがあると思います。

リビング階段に扉をつけるデメリット:閉鎖的な印象になる可能性がある

リビング階段は広々とした開放感やデザインに凝った階段などから華やかさを感じやすいリビングスタイルです。なのでそのリビングと階段との間に扉を設けると、閉鎖的な印象に感じることもあります。リビングは家族が集まる場所なので、できるだけ明るく開放感のある空間にしたいですよね。

そういった時は扉に格子をつけたり、アクリルパネルなどをはめ込んだりとデザイン性の高い扉にすると、さらにリビング空間にデザインやオリジナリティがプラスすることをオススメします。

リビング階段に扉をつけるデメリット:費用がかかる

失敗例のお話でもお伝えしましたが、リビング階段に扉をつけるとなると、当然ながら扉一枚分プラスで費用がかかります。またリビング階段となると、開放感やデザイン性の高い扉を希望される方がほとんどなので、通常の扉よりも費用がかかる場合がほとんどです。

リビング階段に扉をつけるデメリット:人がどこにいるのか感じ取りにくい

リビング階段に扉をつけると、音が遮断され生活音が聞こえにくくなり、どこに家族がいるのかわかりにくくなります。なので人の気配を感じ取るために、せっかく取り付けた扉を使わないなんてことになりかねません。そうならないために、お子さんの成長を見据えて、リビング階段に扉を取り付けるかどうか、検討するのもいいかもしれません。

リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント

リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント:扉は下の階に取り付けて冬場の快適性を高める

リビング階段に扉をつける際には、下の階に取り付けると、暖房が効きやすくなります。上記のように暖かい空気は上へ移動するので、上の階に階段があると、暖かい空気が階段の上にどんどん移動して、リビングが暖かくならないので、エアコンをかけてもかけてもリビングが寒いということになってしまいます。そうならないように、2階建てのお家であれば、1階の階段部分に扉を取り付けると、冬場も快適に過ごすことができます。

リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント:防音性の高い扉にする

リビング階段を扉で仕切ると音が響きにくくなりますが、人によっては勉強や趣味など集中したい時に音が気になりやすい方もいらっしゃると思います。そんな防音効果を高めたい場合は、防音性の優れた建具を採用すると、さらに防音効果が高まります。特にゲームをしたり来客の多いご家族は検討されると、より快適な毎日を過ごすことができると思います。

リビング階段に扉をつける時に失敗を防ぐポイント:扉はアクリルパネルのついた引き戸にする

リビング階段に扉をつける場合は、開き戸ではなく、引き戸がオススメです。なぜ引き戸がいいかというと、引き戸であれば扉を開けた時、人とぶつからないからです。開き戸の場合、扉の奥に人がいるのに気付かず扉を開けてしまい、ぶつかって怪我をしてしまう可能性があります。また開き戸は引き戸と違い扉に出っ張りのあるドアハンドルがついているので、より扉と人がぶつかった時に危険です。なので、安全面を考慮して扉をつける際は、引き戸を選択されるといいと思います。

また扉にはアクリルパネルのついたものにすることをオススメします。なぜかというと、扉を開ける際扉の奥に人がいるかどうかアクリルパネル越しに気配が感じられるようになるからです。またなぜガラスではなくアクリルパネルがいいかというと、もし階段で人がぶつかったり転倒してしまった場合でも、アクリルパネルであればガラスに比べて割れにくいですし、仮に割れてしまってもガラスよりも切り傷などの心配が少なくなり安全だからです。

まとめ

今回の「リビング階段に扉をつける失敗例」「リビング階段に扉をつける時のポイント」のお話はいかがだったでしょうか?今回は皆さんが気になられている失敗例だけでなく、その失敗を防ぐポイントも併せてお話ししたので、リビング階段に扉をつけた時のイメージがより想像しやすかったのではないでしょうか?

リビング階段に扉をつけるメリットはたくさんあるので、必要性を感じていただけた方もいらっしゃると思いますが、階段はほとんどの人が毎日使うものなので、デメリットの内容をイメージすると結構ストレスが溜まりやすいのかなと不安に感じた方もいらっしゃると思います。だからといって扉を開けっ放しにしてしまうと、扉をつけた意味がなくなってしまいますし、扉をつけたお金の面での後悔が残ってしまいます。

なのでリビング階段に扉をつけるかどうか悩むことがあったら、今回お話ししたメリット・デメリットをご家族で確認して、メリットとデメリットどちらが多いか把握して、扉をつけるかつけないか決断することをオススメします。今回のお話もぜひ家づくりの参考にしていただければと思います。

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