せっかく注文住宅を購入するなら、細部までこだわりたい!
特にキッチンペンダントライトは空間のポイントにもなりますので、「こうすればよかった…」とならないよう注意して設計する必要があります。
今回は、キッチンの照明を考える際に知っておきたいポイントや、失敗しない配置のコツをご紹介します。
キッチンにこだわりたい方はぜひ参考にしてみてください。
contents
2-1 キッチンペンダントライトの失敗例①テーブルとの位置がずれている
2-4 キッチンペンダントライトの失敗例④模様替えができない
2-5 キッチンペンダントライトの失敗例⑤部屋の雰囲気に合わない
2-7 キッチンペンダントライトの失敗例⑦取付けられなかった
3-3 失敗を防ぐ方法③ペンダントライトコードハンガーを使う
4-1 キッチンペンダントライトのメリット①デザインが豊富でおしゃれ
4-2 キッチンペンダントライトのメリット②空間に立体感をプラスしてくれる
4-3 キッチンペンダントライトのメリット③手元が明るく料理をおいしく見せてくれる
5-1 キッチンペンダントライトのデメリット①位置や高さによっては邪魔になる
5-2 キッチンペンダントライトのデメリット②照らす範囲が限られている
5-3 キッチンペンダントライトのデメリット③子どもが触りやすい
キッチンペンダントライトについて
ペンダントライトとは、天井からコードやチェーンで吊すタイプの照明です。
吊り下げられているため目につきやすく、他の照明に比べると存在感があります。照明には、天井に直接設置するシーリングライトもありますが、ペンダントライトは空間に立体感を出してくれる効果もあります。
また、ペンダントライトは照らすだけでなく、部屋のインテリアとしても使われるため「実用性」というよりは「インテリア」として選ばれることが多いです。主張が強い分、部屋の雰囲気にあったものを取り付ける必要があります。
キッチンペンダントライトのよくある失敗例
キッチンペンダントライトの失敗例①「テーブルとの位置がずれている」
ペンダントライトを取り付けるときに重要なのが、ライトとダイニングテーブルの位置関係です。テーブルに対して均等にライトが付いていないと、バランスが悪く不自然になってしまいます。
キッチンペンダントライトの失敗例②「高さで失敗」
キッチンの照明をペンダントライトにすると、位置や高さによって邪魔だと感じることがあります。
コードの長さにもよりますが、低すぎると頭が当たってしまったり、配膳の邪魔になります。
反対に高すぎると光が弱くなり、照明としての役割を果たせなくなります。
キッチンペンダントライトの失敗例③「ライトが暗い」
ペンダントライトは天井から吊るしているため、照射範囲が狭くお部屋全体を明るくすることができません。ですのでシーリングライトやダウンライトに比べて、明るさでは劣ります。
組み合わせる照明にもよりますが、設置位置やペンダントライトの種類によっては「部屋全体が暗い」「テーブル部分だけしか明るくない」というような失敗が起こるかもしれません。
広さにもよりますが、キッチンカウンターには2~3灯のペンダントライトを設置するのが一般的。十分な明るさを保てるペンダントライトを選びが大切です。
キッチンペンダントライトの失敗例④「模様替えができない」
ペンダントライトは基本的に一度取り付けたら動かすことができません。そのため、ダイニングテーブルも動かすことができないということになります。
よく家具を買い替えたり模様替えするご家庭だと、動かせないことがストレスに感じるかもしれません。
キッチンペンダントライトの失敗例⑤「部屋の雰囲気に合わなかった」
存在感の強いペンダントライトは、部屋の雰囲気と合わない場合もあります。
モダンで落ち着いたお部屋にポップな色味のペンダントライトを選んでしまったり、カフェ風のキッチンに和テイストのライトを選ぶなど。
ペンダントライトを選ぶときは「好みのデザイン」よりも、「その部屋に合っているか」を重視して選びましょう。
キッチンペンダントライトの失敗例⑥「色味での失敗」
ダイニングテーブルではご飯を食べるだけでなく、デスクワークをしたり、子どもが勉強をしたり、様々な用途で使われます。
勉強や読み物をするときは「白昼色」、ご飯を食べたり会話をするときは「電球色」が好まれます。ですのでどちらか一方にしてしまうと、使い勝手が悪く感じるかもしれません。
キッチンペンダントライトの失敗例⑦「取り付けられなかった」
ペンダントライトはデザインやサイズによって自分の家に取り付けられない場合もあります。ネットなどで自分で購入する際には注意が必要で返品の手間をなくすためにも事前にしっかり確認しておきましょう。
キッチンペンダントライトのよくある失敗を防ぐ方法
失敗を防ぐ方法① ダクトレールをつける
ペンダントライトがテーブルとズレてしまう場合には、「ダクトレール」があれば解決します。ダクトレールとは、天井に照明器具を取り付けるためのレール状の器具です。レールの内側に電流が流れているので、対応する照明器具であればどこにでも取り付けて使用することができます。
最近では天井に後付けできる、簡易的なダクトレールも販売されているので、模様替えの幅も広がります。
失敗を防ぐ方法② 調光・調色機能をつける
調光・調色機能も大切です。ペンダントライトは使う用途が様々あるため、用途にあわせて明るさや色味を変えられると便利です。
そのため、最初から調光・調色機能のついたライトを取り付けるのがおすすめです。
失敗を防ぐ方法③ ペンダントライトコードハンガーを使う
ライトの位置で失敗してしまった場合は「ペンダントライトコードハンガー」を使用することで解決します。
ペンダントライトコードハンガーとは、ペンダント照明をテーブルなどの移動に合わせて器具の位置を替えたいときに使用するものです。
高さを調節することもでき、ネットでも数百円で購入できます。
キッチンにペンダントライトを吊るすメリット
キッチンペンダントライトのメリット① デザインが豊富でおしゃれ
室内を照らす役割だけでなく、意匠性の高いペンダントライトはデザインも豊富です。
シックな色味のものやカラフルなもの、また放つ灯りに特徴があるものなど様々なものが販売されています。
インテリアとしての要素が強い照明ですので、お部屋を彩るにも最適。好みやセンスに合わせて選べるので、模様替えにも対応しやすいですね。
キッチンペンダントライトのメリット② 空間に立体感をプラスしてくれる
キッチンの照明をペンダントライトにすると、空間に立体感を加えることができます。
シンプルな内装の中で、ぶら下がりのペンダントライトを採用することで、部屋全体に立体感が生まれます。
ライトの位置が低くなるので、部屋の中に明暗の差ができて落ち着きのある雰囲気を演出できそうです。
キッチンペンダントライトのメリット③ 手元が明るく料理をおいしく見せてくれる
料理は味はもちろん、見た目もとても大切です。夕食が彩りよくお皿に盛られているだけで食欲をそそられます。
キッチンの上に置かれた料理をピンポイントで照らしてくれるペンダントライトは、明暗に差ができて料理がとても映えます。
ライトの位置が低くなるので、手元近くが明るく、作業もしやすくなりますね。
キッチンペンダントライトのメリット④ 価格帯が幅広い
ペンダントライトはさまざまな種類があり、価格帯も安価なものから高価なものまであるので予算に合わせて選ぶことが可能です。
安いものだと1,000円台で購入できるなど、照明を選びやすい環境となっています。
キッチンにペンダントライトを吊るすデメリット
キッチンペンダントライトのデメリット① 位置や高さによっては邪魔になる
キッチンの照明をペンダントライトにすると、位置や高さによって生活する上で邪魔だと感じることがあります。
コードの長さによっては、背の高い人が前かがみになったときに頭がぶつかってしまいます。そんな時は、上記でご紹介したダイレクトレールやペンダントライトコードハンガーを使用して、配置を調整すると、生活の邪魔になるのを防ぐことができます。
キッチンペンダントライトのデメリット② 照らす範囲が限られている
ペンダントライトは、照明の照らす範囲が限られてきます。ペンダントライトは光が当たる範囲が限定的で、シーリングライトのように部屋全体を明るく照らすことができません。組み合わせる照明にもよりますが、設置位置やペンダントライトの種類によってはお部屋が暗く感じてしまうことがあります。
キッチンペンダントライトのデメリット③ 子どもが触りやすい
キッチンペンダントライトは、背の低い子どもでも椅子やテーブルに上がってしまえば手が届いてしまう可能性があります。子ども同士遊んでいるときに、ライトにぶつかってしまい、ライトが割れてしまったり手を切ってしまったり。。物が飛び交ってライトが破損する場合もあります。小さなお子さまのいる家庭では注意が必要です。
キッチンペンダントライトのデメリット④ ホコリがつく
ペンダントライトは、シーリングライトやダウンライトと比べ、どうしてもシェード部分にホコリが溜まりやすいというデメリットがあります。また、目線の近くに配置されることが多いため、ホコリが目立ちやすくもなっています。お料理の並ぶダイニング上にある照明なのでこまめに掃除をしておきたいですね。
キッチンペンダントライトのデメリット⑤ 地震や風で揺れて危ない
キッチンペンダントライトは吊り下げ式の照明器具のため、地震や風でライトが揺れる場合があります。割れない素材の場合は良いですが、ガラス製や陶器製のライトの場合は特に注意が必要です。勢いよく揺れてしまうと照明同士がぶつかってしまったり、落下して割れてしまったり危険な場面もでてきそうです。
ペンダントライトをキッチンに配置する時のポイント
空間の広さに合った個数を選ぶ
キッチンペンダントライトの個数は、照明の大きさとスペースの広さに合わせて選びましょう。アイランドキッチンなどキッチンが広い場合は、動線に合わせて複数設置すると◎
作業しやすい高さに設定する
キッチンペンダントライトを吊るすときは、作業しやすい高さに設定するのがポイント。低すぎると眩しすぎて作業しづらく、高すぎると明るさが足りないだけでなく、お気に入りの照明が視界に入りません。
基本的には目線より少し上にペンダントライトがくる高さがおすすめ。床から約160〜170cm、キッチンカウンターテーブルから照明までが60〜80cmが目安です。身長とのバランスも考慮できるとよりベストです。
目的を考えて吊るし方を決める
ペンダントライトの吊るし方には、いくつか種類があります。
複数吊るす時にはダクトレール
「ダクトレール」は、バーの内側に電流が通る仕組みです。好みの位置に設定できるので、複数ペンダントライトを設置したい方におすすめ。
1灯設置なら引っ掛けシーリング
ほとんどのご家庭の天井には「引っ掛けシーリング」という接続部分が取り付けられています。天井から直接吊るせるので、ペンダントライトを1灯レイアウトしたい人に向いています。
引っ掛けシーリングには、角型・丸形などいろいろな形があり、一般的にはどの照明器具にも使えますが、商品によっては、取り付けられる引っ掛けシーリングの形状に対応していない場合もあるため、購入前にはしっかり確認しておきましょう。
ほかの照明とのバランスを考える
ペンダントライトはインテリアとしての印象が強いため、空間全体のバランスも大切です。
家族はもちろん来客時にも自然と目に付くので、意匠性にはこだわりたいところ。他の照明との相性を意識しながら、デザインを選びましょう。
まとめ
今回はペンダントライトのよくある失敗例を中心に、ペンダントライトで失敗しないポイントなどをご紹介しました。
ペンダントライトは取り入れるだけで、空間全体をおしゃれに見せてくれるアイテム。お気に入りの照明がキッチンにあれば、毎日気分よく1日がスタートできそうです。
ただキッチンやダイニングは生活の中で頻繁に使用するため、デザインだけでなく使用目的もしっかりと計画する必要があります。今回の記事をぜひ参考に失敗のない照明選びをしてみてください!
家と暮らす。家と歩む。
◆リフォームを長年してきたからこそわかる、新築住宅のあり方
◆イベント開催中!
◆SNS更新中
公式SNSアカウントでも「カスケの家」の家づくりをお届けしていますので、ぜひフォローをお願いいたします^^