最近、トイレの照明にペンダントライトを設置される方が増えています。
トイレは毎日使う場所、そして来客も使用することもあるので、少しでもおしゃれに!こだわったトイレにしたい!という方も多いのではないでしょうか?
トイレの照明はダウンライトやシーリングライトなど種類はさまざまですが、ペンダントライトに変えるだけで空間が一気に華やかになります。
そこで今回はトイレのペンダントライトのメリットデメリットについて事例を交えながらご紹介します。
contents
・トイレペンダントライトの失敗例①「取り付け位置をもっと検討すればよかった」
・トイレペンダントライトの失敗例③「調光機能を付ければよかった」
・トイレペンダントライトの失敗例⑥「電球が交換できないタイプだった」
・トイレペンダントライトの失敗例⑧「傘のようなシェードがついているもの」
・失敗を防ぐ方法①「トイレスペースの20㎝〜30㎝奥に取り付ける」
・失敗を防ぐ方法②「床から照明までが170〜180㎝になるように設置する」
・失敗を防ぐ方法③「天井から照明までが60㎝くらいになるように設置する」
・失敗を防ぐ方法④「トイレの電球は40Wや60W程度のものを選ぶ」
7. トイレペンダントライトで失敗しないおすすめコーディネート実例3選
・【事例1】便器背後の角に配するペンダントライトコーディネート
・【事例2】お気に入りの壁紙をライティングで活かすコーディネート
トイレのペンダントライトについて
ペンダントライトとは、天井からコードやチェーンで吊すタイプの照明です。
吊り下げられているため目につきやすく、他の照明に比べると存在感があります。照明には、天井に直接設置するシーリングライトもありますが、ペンダントライトは空間に立体感を出してくれる効果もあります。
また、ペンダントライトは照らすだけでなく、インテリアとしても使われるため「実用性」というよりは「インテリア」として選ばれることも多いです。
トイレペンダントライトのよくある失敗例
ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプの照明なので、物体との距離が近くになり配置には注意が必要です。
トイレペンダントライトの失敗例①「取り付け位置をもっと検討すればよかった」
便器の真上やトイレ空間の中心位置に設置するよりも、入り口から見て奥に設置するなど、空間全体をイメージしながら取付位置を決定することが大切です。取り付け位置によっては、空間が広く見えるなどメリットはたくさんあるものの、取り付け位置を間違えると「失敗ポイント」になってしまいます。
トイレペンダントライトの失敗例②「引き戸と干渉する」
ペンダントライトを入口付近に設置した場合、引き戸と干渉して開閉に支障をきたす場合があります。扉とのバランスをしっかり考慮しましょう。
トイレペンダントライトの失敗例③「調光機能を付ければよかった」
夜間に使用する場合は、明るさを抑えた柔らかい光が好ましく、明るすぎると不快感を覚えます。時間帯によって明るすぎたり暗すぎたりしないよう調光機能が付いているものがおすすめです。
トイレペンダントライトの失敗例④「頭がぶつかる」
背の高い方は、トイレのペンダントライトに頭がぶつかることも。
ペンダントライトが入口近くについていたり、便器の上や手洗い器付近など動線上にある場合は注意が必要です。
トイレペンダントライトの失敗⑤「圧迫感がある」
トイレはリビングなどに比べて狭いため、サイズにも注意が必要です。ペンダントライトの形状が大きすぎると、トイレ全体の見た目やバランスが悪くなり
圧迫感のある空間になってしまいます。
トイレペンダントライトの失敗例⑥「電球が交換できないタイプだった」
ペンダントライトによっては、電球が内蔵されているものがあり、電球が切れると照明ごと交換が必要になってしまいます。
電球が交換できるものなのか、事前に確認しておきましょう。
トイレペンダントライトの失敗例⑦「明るすぎた」
トイレに設置する場合は、ペンダントライトの照度も注意が必要です。JIS規格の照度基準では、住宅内のトイレの照度は、75ルクス程度とされています。(白熱電球でいうと60Wくらい)
トイレは細かい作業や、時間のかかる作業をするスペースではないので、リビングなどよりは暗めで基準設定されています。トイレは一日に何度も使う場所ですので、居心地の良い空間にしておきたいですね。
トイレペンダントライトの失敗例⑧「傘のようなシェードがついているもの」
ペンダントライトには、傘のようなシェードが付いているものやシェードが大きなデザインのものがあります。デザインによって上記のような「頭にぶつかる」や「圧迫感」を感じやすくなるので、配置にはより注意が必要です。
また、シェードが広いとほこりが目につきやすく、こまめに掃除をする必要があります。
トイレペンダントライトのよくある失敗を防ぐ方法
失敗を防ぐ方法①「トイレスペースの20㎝〜30㎝奥に取り付ける」
ペンダントライトはトイレの天井の真ん中に付けてしまうと、自分の影で便座を暗くしてしまったり、立ち上がった時に頭をぶつけてしまう可能性があります。また、汚れも目立ちやすくなったりするため注意が必要です。ペンダントライトは、トイレのタンク上などの位置につけるのがオススメです。
失敗を防ぐ方法②「床から照明までが170〜180㎝になるように設置する」
床から照明の下までが170〜180㎝になるように設置すると、トイレに入った時に自然に照明が目に入り、また奥に設置していると視線が遠くに伸びることで空間もより広く感じさせることができます。
シェードが光が漏れない素材の場合、光の広がりを上手に考慮しないと暗いトイレになってしまうので微調整が必要です。
失敗を防ぐ方法③「天井の真ん中でなく角に設置する」
天井の真ん中に設置するのではなく、角のほうにペンダントライトを吊るすことで、壁に反射する光の濃淡を楽しむことができます。
照明の位置だけでおしゃれ度をアップさせることができます。
失敗を防ぐ方法④「トイレの電球は40Wや60W程度のものを選ぶ」
より落ち着いた雰囲気にしようとした場合、一般的な1畳前後の広さのトイレであれば、40Wの明るさが目安。
1.5畳ぐらいの少し大きめのトイレや、少し明るめをお好みの場合は、60Wの明るさの照明を選ばれるのをおすすめします。
失敗を防ぐ方法⑤「小ぶりな照明を選ぶ」
トイレの幅が多くの場合78㎝なので、あまりに照明が大きいとトイレ空間とのバランスが悪くなります。なので、リビングなどで使用するペンダントライトよりも小さい直径20㎝以内のものを選ぶことをおすすめします。
トイレにペンダントライトを吊るすメリット
メリット① たくさんのデザインから照明を選ぶことができる
メリット② メンテナンスがしやすい
メリット③ 優しい光で落ち着いた空間にできる
ペンダントライトは他の照明に比べて、大きさやデザインなどバリエーションが豊富。
ダウンライトなどは電球を交換する際、手が届かない位置にあるためどうしても脚立やイスが必要ですが、ペンダントライトは手の届く位置に電球があることが多いため交換しやすくメンテナンスがしやすいのが特徴です。
トイレにペンダントライトを吊るすデメリット
デメリット① 頭がぶつかる
デメリット② 影になる
デメリット③ 照度が確保しづらい
ペンダントライトは配置によっては頭にぶつかってしまったり、影になってしまったりするので注意が必要です。またペンダントライト自体の照度はあまり高くなく、低い位置に取り付けるため光も広がりづらいです。ペンダントライトを使いたいけどもう少し明るい空間にしたい!と言う場合は間接照明など他の照明と組み合わせるのがおすすめです。
ペンダントライトをトイレに配置するコツ
配置のコツ① 壁から20㎝~30㎝離して配置する
配置のコツ② 170~180㎝の高さに設置する
配置のコツ③ 直径20㎝以内の照明を選ぶ
ペンダントライトは、壁から距離、床からの距離、照明の大きさに注意して配置を決めましょう。そうすることで照明にぶつかったり、まぶしすぎたり、空間が狭く感じたりするのを防ぐことができます。
トイレペンダントライトで失敗しないおすすめコーディネート実例3選
前述のトイレペンダントライトに関するメリット・デメリットをふまえた、カスケの家のトイレペンダントライトのおすすめコーディネート実例を3つご紹介します。ぜひお家づくりの参考にしていただければと思います。
【事例1】便器背後の角に配するペンダントライトコーディネート
ポイント①シンプルな空間に合わせて照明もシンプルなものをセレクト
ポイント②床から天井までの細長い窓と照明で抜け感を演出
ポイント③夜、照明のやさしい明かりが外にも漏れ屋内外で落ち着いた空間を演出できる
便器背後の左右どちらかの角にペンダントライトを設置すると、比較的低めの位置に印象的に配置することができます。
【事例2】お気に入りの壁紙をライティングで活かすコーディネート
ポイント①アクセントクロスを照らし、柄や素材感を引き立てたライティング
ポイント②明るさは抑えめで落ち着いたトイレ空間に
ポイント③お気に入りの壁紙と照明でより特別な空間に
トイレは思い切った自分の好みを楽しみやすいスペース。リビングでは実現できなかった色味や柄、素材などトイレで楽しむことができます。
そういったお気に入りの仕上げを、照明で照らし活かす方法もおすすめです。
【事例3】間接照明とペンダントライトを組み合わせ、明るさを抑えた落ち着きのあるコーディネート
ポイント①柔らかく足元を照らす間接照明でリラックスした雰囲気に
ポイント②ペンダントライトで奥行きを演出
ポイント③トイレの内装をオレンジ色の電球色に近いコーディネートにすることでやさしくまとまりのある空間に
天井面は暗く、床に近い場所に間接照明を配置すると、グッと落ち着いた雰囲気のトイレになります。ペンダントライトは角に配置。奥行きを演出しているだけでなく、造作カウンターも照らします。照明を組み合わせると空間にリズムをつくることができます。
まとめ
今回はペンダントライトの配置の注意点やおすすめのコーディネートをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?ペンダントライトは配置さえ気を付ければ、トイレをおしゃれな空間へと変える、とても効果的な照明です。
明るさやサイズも注意しながら、ぜひペンダントライトで、リラックスできるお気に入りの空間をつくってみてください。
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