こんにちは!設計の岡本です。
今回は弊社が考える住宅を作るうえでの優先順位のお話をしたいと思います。
文字で表現するのは難しく、ただ大事なことなんで、語弊を
覚悟して趣旨をお伝えできたらと思います。
まず下の三角形が、考え方のイメージです。
一番、下の「費」が最も重要です。上に行くにつれ優先順位が下がります。
「費」とは・・・初期費用(土地・建物等・諸費用)+ランニングコスト(光熱費・修繕費等)。
「強」とは・・・自然(災害や気温変化等)に対する強さや劣化に対する強さ。
「用」とは・・・使いやすさ。必要な部屋や生活動線の確保。
「美」とは・・・美しさ、楽しさ。
まず、費用がないと建築できませんし、生活に無理のある支払い計画はNGです。
また、光熱費が高すぎる家にも住めません。
極端に振ってみると分かりやすいです。
格好は悪いけど、ローンの支払が安くて光熱費のかからない家は、我慢すれば住めます。
格好は良いけど、ローンの支払が高くて光熱費のかかる家は、住めません。
高くて燃費の悪い車は、維持できなくなれば業者がすぐに買い取ってくれたりしますが、
家は買い手がなかなか見つからなかったりします。
とは言え、あまりにも格好の悪い家は、そもそも建てる気がしないです…
もちろん全て満たした家を建てたいと考えますが、現実的に予算があります。
優先順位を持ち、まずはローンが終わる30年間を基準に「費」を考え、
その期間の「強」建物の強さや性能を確保することにお金を使い、
その上での「用」使いやすさ、「美」美しさ、楽しさだと考えます。
この考え方で、ほとんどの人にとって、
ちょうどよい幸せな暮らしやすい家づくりが出来ると思います。
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