建部 綾香 ◇◇◇

岡山で平屋の最強の家づくりを考える

公開日:2025/11/23(日) 更新日:2025/11/23(日) 家づくりのこと

この記事は10分で読めます!

 

「家を建てるなら平屋がいいな…」そう考えたことはありませんか?

ワンフロアで広々とした空間、動線もシンプルで家事もラクラク、家族とのつながりも深まる。平屋には、そんな魅力がいっぱい詰まっています。

でも、「平屋って結局どうなの?」「岡山で建てるならどんなことに気を付けたらいいの?」といった疑問や不安をお持ちの方もいるかもしれません。

そこで今回は、平屋の豊富な実績を持つ私たち「カスケの家」が、平屋の魅力をたっぷりとお伝えしながら、岡山で理想の平屋を建てるための「最強の家づくり」について、メリット・デメリットから、設計のポイント、さらにはお客様の事例までご紹介していきます!

このコラムを読めば、理想の平屋を実現するヒントが見つかるかもしれません。

ぜひ最後まで読んで、平屋ライフのイメージを膨らませてみてください。

 

【このコラムのポイント】

・平屋の魅力と柔軟性

・平屋を建てるための土地の広さや建築費用について

・快適に暮すための間取りの秘訣

 

contents

1. 平屋のメリット

 1-1 ライフステージに合わせた柔軟な間取り

 1-2 バリアフリー設計

 1-3 家事負担を軽減するフラットな移動動線

 1-4 開放的な空間設計と外とのつながり

 1-5 収納スペースとペットへの配慮

 1-6 メンテナンスコスト削減

2. 平屋のデメリット

 2-1 広い土地が必要

 2-2 費用が高くなる可能性

3. 平屋に向いている人

 3-1 小さな子どもがいる家庭

 3-2 老後を見据えた住まいを求める夫婦

4. 岡山での平屋の設計プラン

 4-1 中庭のある家の魅力

 4-2 倉敷市のモデルハウス訪問

 4-3 性能の高い家の特長

5. 成功する平屋の間取りプラン例

 5-1 リビングを中心にした間取り

 5-2 収納スペースの確保

 5-3 採光の工夫

 5-4 バリアフリー動線の設計

6. 実際に平屋を建てたお客様の事例

 6-1 家族構成と生活スタイルに合わせた設計

 6-2 お客様の声と満足度

7. まとめ

 

平屋のメリット

平屋の暮らしに憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。デザイン性だけでなく、日々の生活をグッと快適にしてくれる嬉しいメリットがたくさんある平屋。ここでは、平屋ならではの魅力をご紹介します。

 

ライフステージに合わせた柔軟な間取り

平屋の魅力は、「暮らしの変化に合わせやすい」こと。

ワンフロアなので、将来的に部屋の配置を変えたいな、とか、家族構成が変わった時に間取りを調整したいな、という時も、構造的な制約が少なく、リフォームがしやすいのが特徴です。

例えば、お子さんが小さいうちはリビングと隣接した部屋を広々と遊び場にして、成長したら壁を作って個室にする、なんてことも可能です。

また、二世帯住宅への変更や、親御さんとの同居など、ライフステージの変化に合わせた柔軟な対応ができるのは、平屋ならではの大きなメリットと言えます。

 

バリアフリー設計

平屋は階段がないため、家の中での移動がとってもスムーズ!

これは、小さなお子さんからご高齢の方まで、家族みんなが安心して暮らせるための大切なポイントです。

段差がないので、転倒のリスクが少なく、将来足腰が弱くなっても、安心して住み続けられるバリアフリー設計が最初からかなえやすいのは、平屋の大きな強みです。

「ずっと住み慣れた家で暮らしたい」という願いも、平屋なら実現しやすいです。

 

家事負担を軽減するフラットな移動動線

平屋は、家事のしやすさにおいても大きなメリットがあります。

水まわり、ランドリースペース、ウォークインクローゼットなどをワンフロアで完結できます。これにより、階段を使わない負担の少ない移動動線が生まれます。

「洗う→干す→しまう」といった一連の動作がワンフロアで完結するため、毎日の家事ストレスを軽減できます。

これは、日々の忙しい生活の中で、嬉しいポイントです!

開放的な空間設計と外とのつながり

平屋は、外とのつながりを身近に感じられるのも大きな魅力です。もし、お庭を広く取れる敷地が手に入るなら、リビングからウッドデッキで直接庭へつながるような、開放的な空間をつくることができます。

内と外が一体化したような広がりを感じられ、四季折々の自然を身近に感じながら暮らすことが可能になります。晴れた日には窓を開け放ち、心地よい風を感じながら過ごす時間は、平屋ならではの贅沢ではないでしょうか。

収納スペースとペットへの配慮

平屋は、必要な場所に適切な収納を配置するとより快適性がアップします。

特に玄関にはシューズクロークを広めにとることで、靴だけでなく、ベビーカーやアウトドア用品などもまとめて収納でき、常に玄関周りをすっきりと保てます。

また、家族の一員である犬・ねこなどのペットと共生しやすい間取りを設計できるのも平屋の魅力です。

リビングから常にペットの様子が見守れたり、スムーズな動線でペットのケアができたりと、人とペット双方が快適に暮らせる空間を実現できます。

 

メンテナンスコスト削減

「家は建てて終わり」ではありません!平屋は将来的なメンテナンスの面でも賢い選択です。

屋根や外壁の補修・点検時に、足場を組む必要がない(または簡易的で済む)ことが多いので、その分の費用をグッと抑えられます。

二階建てだと足場代だけで数十万円かかることもザラなので、これは大きな節約になりますよね。

また、掃除や修繕作業も二階建てに比べて安全に行えるため、日々のちょっとしたメンテナンスも気軽にできるのは嬉しいポイントです。

 

平屋のデメリット

魅力いっぱいの平屋ですが、「ここはちょっと注意!」という点もいくつかあります。

理想の平屋を建てるために、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。

広い土地が必要

平屋はすべての部屋をワンフロアに配置するため、二階建てと同じ床面積を確保しようとすると、どうしても広い土地が必要になります。

例えば、同じ3LDKの間取りだとしても、2階建てでは1階部分にLDKと1部屋、2階部分に2部屋といった間取りにできますが、平屋は1階にすべての部屋を造る必要があるため面積が広くなるのです。

特に岡山でも、倉敷市や岡山市内の人気エリアでは土地の価格が高かったり、なかなか広い土地が見つからなかったりすることも。

土地選びの段階で、平屋を建てられる広さがあるか、予算に合うかどうかしっかり検討することが大切になります。

「土地はあまり広くないけど、ある程度の部屋数や広い部屋を確保したい」場合は、2階建の方が適している場合もあります。

 

費用が高くなる可能性

延床面積が同じ場合、平屋は二階建てと比べて建築費用が高くなる傾向にあります。

その理由は、主に3つ。

基礎と屋根の面積が広い: ワンフロアに広がる分、家を支える基礎工事と屋根の面積が二階建てよりも広くなります。この基礎工事と屋根は建築費用の中でも大きな割合を占めるため、面積が広がる分、コストもアップしがちです。

外壁の面積が増える傾向: 複雑な形状にしたり、LDKを広く取ったりすると、外壁の面積が増え、その分の材料費や工事費がかさむことがあります。

設備配管が長くなる: キッチン、お風呂、トイレといった水まわりの設備を広範囲に配置すると、給排水管の長さが必要になり、配管工事費が増えることがあります。

 

このように平屋は、構造や設備の関係で費用が高くなるケースもあることを頭に入れておきましょう。

もちろん、間取りや素材選びを工夫すれば、コストを抑えることも可能ですので、設計の段階でしっかり相談することが大切です。

 

 

平屋に向いている人

「平屋は気になるけど、うちの家族には合っているのかな?」と考えている方もいるかもしれません。

ここでは、平屋のメリットを活かせるのはどんな方なのか、具体的なライフスタイルに合わせてご紹介します。

小さな子どもがいる家庭

小さなお子さんがいるご家庭にとって、平屋は子育て世代の強い味方になってくれます。

まず、階段がないのが最大の安心ポイント!お子さんが階段から落ちる心配がなく、パパやママも安心して家事をしたり、目を離したりできます。リビングから目が届く範囲にキッズスペースを配置すれば、いつでもお子さんの様子を見ながら、のびのびと遊ばせることができます。

また、家族みんなが同じフロアで暮らすので、自然とコミュニケーションが増えるのも魅力です。お子さんの成長をすぐそばで見守りながら、家族の絆を深めたいと考えるご家庭には、平屋がぴったりです。

老後を見据えた住まいを求める夫婦

「歳を重ねても、自分たちらしく快適に暮らしたい」そう願うご夫婦にも、平屋は最適の選択です。

階段の上り下りがないため、足腰への負担が少なく、将来の身体の変化にも対応しやすいのが大きなメリット。例えば車椅子が必要になったとしても、平屋なら二階建てと比べてリフォーム費用を抑えてスムーズに移動できるバリアフリー設計が実現できます。

また、子育てが落ち着き、夫婦二人の生活になった時も、無駄な空間がなく、掃除やメンテナンスも楽々。

趣味のスペースを作ったり、庭いじりを楽しんだり、これからの人生を豊かにするための工夫をしやすいのもポイント。

ずっと住み続けたいセカンドライフを楽しむ我が家として、平屋は理想的な選択肢と言えます。

 

岡山での平屋の設計プラン

岡山で平屋を建てるなら、地域の特性やご家族のライフスタイルに合わせた設計が大切です。

ここでは、平屋の魅力を最大限に引き出すための設計プランのヒントをご紹介します。

中庭のある家の魅力

「平屋は外からの視線が気になるかも?」という心配がある方もいるかもしれませんが、そんな時にぜひ検討してほしいのが「中庭のある平屋」です。

建物で囲まれた中庭は、外からの視線を気にすることなく、リビングやダイニングにたっぷりの光と風を取り込むことができます。

お子さんやペットを安全に遊ばせたり、バーベキューを楽しんだり、まるで「もう一つのリビング」のように使える、プライベートな屋外空間です。岡山のように晴れの日が多い地域では、中庭を最大限に活かした開放的な暮らしもおすすめです。

倉敷市のモデルハウス訪問

平屋を検討されている方は、実際にモデルハウスや完成見学会で実際の広さや動線を体感してみることをおすすめします。

写真や間取り図だけではわからない、空間の広がりや素材の質感、光の入り方、風の抜け感など、実際に体感することで「こんな暮らしがしたい!」という具体的なイメージがぐっと掴みやすくなります。

実例を見ながらご自身の理想の平屋像を膨らませてみてください。

 

カスケの家は、倉敷市玉島上成に平屋のモデルハウスがございます。

24坪/3LDKの間取りで、コンパクトながら充実した収納計画と、空間を広く見せる工夫、お庭とのつながりがポイントになっています。

ぜひ一度ご見学ください!

 

性能の高い家の特長

どんなに素敵なデザインの平屋でも、快適に長く住み続けるためには「家の性能」がとても大切です。

夏の暑さ、冬の寒さを軽減するためには、高気密・高断熱の家づくりが欠かせません。

高性能な平屋は、夏は涼しく冬は暖かく、一年中快適な室温を保ちやすいのが特長です。冷暖房費も抑えられるので、お財布にも優しいですよね。また、大地震に備えた耐震構造や、湿気対策もしっかり施された家は、家族の安心と健康を守ってくれます。

カスケの家では、デザインだけでなく、住み心地の良さにもこだわった、長く住み続けられる高性能な平屋をご提案しています。

 

 

成功する平屋の間取りプラン例

平屋の良さが最大限に活かせる間取りは?」と悩む方も多いかもしれません。

ここでは、平屋で快適な暮らしを実現するための間取りのポイントを、具体的な例を交えながらご紹介します。

リビングを中心にした間取り

リビングを家の中心に配置した平屋住宅。家族が自然と集まるリビングを中心に、各部屋を効率的に配置することで、家族の気配をいつも感じられる温かい空間が生まれます。

>アウトドア好きのご夫婦が建てた、土間のある平屋

収納スペースの確保

18坪のコンパクトな平屋。LDKの形状や各部屋の配置など、畳数以上の広さを感じられる工夫が詰まっています。

季節物の家電や洋服など頻繁に使わないものは、上部を活用したロフトに収納することができます。

>18坪の平屋住宅。コンパクトでムダのない、ミニマムな暮らし

採光の工夫

リビングは北側に配置した平屋。キッチン側の大きな窓から伸びる光と、北側に設けたハイサイド窓(壁面の高い位置に取り付けた窓)で明るすぎず暗くない、落ち着いたリビング空間を設計しています。

>わんちゃんと暮らす薪ストーブのある平屋

バリアフリー動線の設計

車椅子を使用するご家族のため、スロープを設置した平屋。室内も完全バリアフリー設計で、玄関にも段差がなく、水まわりも車いすのまま移動できるようゆとりのある広さに計画されています。

>いつでも家族の気配を感じる間取り、バリアフリーの27坪平屋住宅

 

 

実際に平屋を建てたお客様の事例

「カスケの家」では、お客さまとスタッフのこだわりがつまった平屋の住まいを数多く手がけてきました。

ここでは、実際に平屋を建てられたお客さまの声と事例をご紹介します。

家族構成と生活スタイルに合わせた設計

【24坪/3LDK】小さく建てて、豊かに暮らす。「余白」が育む、おしゃれな子育て世帯の平屋

横長の土地形状を活かした、奥行きのあるLDKが魅力の平屋です。天井の高さに変化を付けることで、単調になりがちな長い空間に心地よいリズムを生み出しています。

内装は白をベースに、余白を大切にしたシンプルなデザイン。これから増えていく家具やインテリア、植物が自然と馴染み、引き立つように設計しています。日々の暮らしの中で、お気に入りのモノたちが少しずつ空間を彩り、家全体の表情が豊かに変わっていく様子を楽しめる住まいです。

また、床下と小屋裏にそれぞれ家庭用エアコンを設置。2台のエアコンで家全体を快適な温度に保つ、効率的な空調システムも導入しています。

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【27坪/2LDK】吹き抜けのある平屋でかなえる、二人暮らし

ご主人専用の趣味を楽しむ部屋がある平屋。周囲が家に囲まれた旗竿地という立地ですが、人目を気にせずリラックスできるよう、リビングに吹き抜けをつくりました。吹き抜けから自然光がたっぷりと注ぎ込み、明るく開放的な空間が広がります。

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【30坪/2LDK】コの字型がつなぐ家族の時間。中庭を中心に回遊できる、子育てしやすい平屋

中庭を囲む、コの字型のシンプルな平屋。廊下をなくして部屋を広く確保し、掃除も冷暖房も効率的です。

中庭は、建物に囲まれた完全なプライベート空間で、外からの目を気にせず遊んだり、バーベキューをしたり、プールをしたりと自由に活用可能です。

子ども部屋は将来2部屋に仕切れるように扉を2つ設置。収納も建具をなくしてシンプルにし、スペースを有効活用しました。細部までこだわりが詰まった、暮らしの変化に対応できる平屋です。

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【38坪/2LDK】歴史ある町並みに静かに佇む、質感豊かな「和モダン×バリアフリー」の平屋

シンプルでモダンな片流れ屋根の平屋。室内は、平屋とは思えない開放感が広がります。

素材とデザインにとことんこだわり、床にはナラ材、窓枠や手すりにはホワイトオークと、無垢材を贅沢に使用。壁はフェザーフィールの塗り壁で仕上げ、自然素材の温かみを感じるデザインです。

徹底したバリアフリー設計も特徴で、車いすでもゆったり使える広めのトイレなど、家族が安心して暮らせる平屋です。

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【20坪/2LDK】自分だけの時間を、贅沢に。一人暮らしの和モダン平屋

クロスバイクを置ける広い土間玄関、坪庭とつながる和洋室、金魚鑑賞用の水槽があるリビングなど、多趣味な方のためのこだわりが詰まった平屋です。

「寝る場所を気分で変えたい」「ホテルのような空間が好き」というご要望から、寝室にもなる和洋室を設計しました。坪庭には灯篭や照明、ナンテンなどを配し、風情ある和の空間を演出。趣味を思う存分楽しみながら、心豊かに暮らせる平屋です。

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お客様の声と満足度

笠岡市Nさま

深い軒を出した外観にしました。見た目の良さはもちろんのこと、夏の日差しを遮り、冬には暖かく過ごしやすいです。また広い土間も薪ストーブを置いて暮らしの豊かさが広がりました。あこがれだったアイランドキッチンは、家のシンボルで、自然と人が集まってくるスペースになっています!

倉敷市Hさま

平屋にしたことで階段がないのが楽!安全で日々のストレスが減りました。また無垢材のフローリングは足触りが気持ちよくて気に入っています。

岡山市Kさま

1年過ごしてみて、色々な四季を感じることができる土地で夢だった平屋に住めることができてありがたく思います。日当たりの良い窓配置で日中は明るく過ごせています。

 

などなど、平屋を選択されたお施主さまから満足のお声をいただくことが増えています。

特に、カスケの家がこだわっている高気密・高断熱の性能によって、「夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるので、光熱費も抑えられている」と、住み心地の良さに大変ご満足いただいています。

私たちは、お客様の声一つ一つを大切にし、これから平屋を建てられる方々の家づくりに活かしています。

 

まとめ

今回は岡山で理想の平屋を建てるための「最強の家づくり」について、平屋のメリット・デメリットから、設計のポイント、お客さまの事例まで、幅広くご紹介しました。

平屋は、ライフステージの変化に柔軟に対応できる間取り、安心のバリアフリー設計、そして将来のメンテナンスコスト削減といった多くのメリットを持つ魅力的な住まい方です。

しかし、広い土地が必要になることや、建築費用が高くなる可能性があるため、事前の情報収集としっかりとした計画が不可欠です。

また、高気密・高断熱・高耐震の高性能な家づくりが、快適な暮らしを実現する鍵となります。

カスケの家では、平屋の豊富な実績とノウハウを活かし、お客さま一人ひとりのご希望やご予算に合わせた最適なプランをご提案しています。

このコラムで平屋に興味を持たれた方は、ぜひ一度、私たちカスケの家のモデルハウス見学や相談会にお越しください。

理想の平屋ライフを、一緒に実現させましょう!

 

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