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新築事務の大角です。
家づくりにおいて多くの方がこだわるのが、間取り。
にもかかわらず、建てた後、その間取りや広さに約2割の方が不満を持っているといいます。
不満の原因のひとつに、家事動線を意識できていないことが挙げられます。 毎日のことだから、効率と利便性を意識した家事動線で過ごしやすい間取りを考えたいですね。
今回はそんな『家事ラク動線』について
家事動線を意識した家事ラク間取り
家事動線とは
「動線」とは、人が空間を移動するときの経路のことを言います。つまり「家事動線」とは家事をする上での移動距離のこと。
主に歩く距離のことを動線と言うことが多いですが、家事動作が少なくて済む家も家事動線が短い家と言えると思います。家事と言ってもその動作は多岐にわたるので、家事が全て楽になり、「動線」が短くなることが家事ラク動線の理想です。
家事を楽にする家事動線
①キッチン(炊事)
朝夕の様子を思い出すと…料理をつくりながら身支度や片付け、洗濯、掃除、子どもの世話などに追われていませんか?
料理中は、キッチンからあまり離れたくないので、他のことに取りかからざるを得なくなった時でもすぐに戻れると安心です。 だからこそ、キッチンを中心に各スペースに移動しやすい間取りが組まれていれば、家事をスムーズにこなすことができるでしょう。
②パントリー(収納)
買った食材をキッチンまで持ち運ぶのは大変なので、その手前にパントリーを設置。週末しか買い物に行かない方は買いだめをする傾向なので、このようなパントリーを間取りに加えておくと大助かりです。
食料品や消耗品の在庫管理がしやすくなるので賞味期限の古い食品を見落とすことがなくなり、無駄なお買い物も減ること間違いなし。探し物の時間も節約できます。
③ランドリールーム(洗濯)
1カ所の滞在時間が長い家事が炊事なら、移動とタスクの多い家事は洗濯です。 ランドリールームとは、洗濯物を干す場所のこと。洗った服をバルコニーやテラスで干すのではなく、室内に干します。これなら2階や外に洗濯物を持っていくことがなくなり、移動距離が大幅に短縮されます。
ランドリールームがあれば洗濯物を洗ってから干すまでが1ヶ所で完結です。
④ファミリークローゼット(収納)
乾いた洗濯物を各自の部屋、もしくはクローゼットへ持っていくと、移動距離が長くなります。そこで、洗濯機のある場所とランドリールームの近くに、ファミリークローゼットを設置するのがベスト。衣服をたたんで片付ける作業が各部屋や2階へ移動することなく完結出来ます。一般的に洗濯物は外に干すイメージですが、最近は花粉やウイルスが付着しないよう、室内干しが増えました。
⑤シューズクローゼット(収納)
玄関に家族の靴をたっぷり収納できるシューズクローゼットをつくれば、スッキリします。また、シューズクローゼットを広めにしておけば、 上着やカバンなど、毎日使うモノを置くことができ、リビングにそれらが散乱して片付け仕事が増えることもありません。
最近では土間収納にする方も多く、ベビーカーや外で使うものの収納にも役立ちます。
まとめ
暮らしに不可欠な家事はやることがいっぱい。それだけで多くの時間を費やしてしまいますね。
しかし、家事動線を意識し、それに合わせた間取りを取り入れることで、家事を効率的に進められるようになります。共働き家庭が増えた今、この「家事ラク間取り」を実現させ、その分、子育てや自分のために使える時間も増えて、いいことずくめですね。
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