山田 真司 自己紹介へ

現場吹付発泡ウレタン断熱

2021/11/26(金) 設計コラム
設計の山田です。

最近流行の現場吹付発泡ウレタン断熱。
これをやっておけば高性能住宅だと各工務店さんがPRしていますが、
これを扱う住宅のプロと呼ばれるほとんどの方がデメリットを知らず使っています。

モコモコ泡で見た目にも暖かそうで隙間も埋めやすいので気密性もいい。これは間違いないと思います。
ですが、真夏の屋根が80℃に対して断熱材の耐熱限界が70℃なので限界を超えています。
どのような断熱材も温度差があれば例外なく壁体内で結露します。

重要なのは乾きやすい素材なのかどうかですがウレタンの性質上、湿気が溜まりやすく一度水分を含むとなかなか乾きません。
また、ウレタンはスニーカーのソールと同じ素材で経年により加水分解を起こしますので住宅の断熱材としては不向きです。

それでもたくさん使われているのは理由があるはず。となりますが、それは業者任せにできて管理がラクだからです。
現場吹付発泡ウレタンを採用しているほどんどの方が結露しない、結露計算しているから防湿シートは必要ないと言いますが、
かなり甘いデータを使用されているので結露しないという風に出しています。

なぜこのようなことになるかというと、発泡ウレタン業者のメリットのみの情報を鵜吞みにしているか、
もしくは実際のデメリットを知らないかということになります。

どのような断熱材にも結露対策の防湿シートは必要です。家は大切な財産です。
住宅ローンを払い終わるまでにあちこちが傷んでしまう家には住みたくないですね。



家と暮らす。家と歩む。

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