皆さん、こんにちは。
新築事務の大角です!
住宅を建築するにあたって、「上棟」や「上棟式」という言葉を聞いた覚えはないでしょうか?
聞いたことはあるものの、どのような目的で行う儀式で何をするのか知らない方が多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「上棟」についてご紹介していきます!
上棟とは?
上棟とは、主に木造住宅の建築において、柱や梁などの基本構造が完成した後に、屋根の一番上の部材である「棟木」と呼ばれる木材を取り付けること。
「棟上げ」「建方」「建前」という言い方もされますが、これらはほとんど同じ意味です。
地域によって、呼び方の違いがあるそうですが、意味は同じと捉えて良いでしょう。
上棟式
上棟式とは、上棟までの作業が無事に完了したことを祝う行事です。
元々は住宅の骨組みが完成した際に、工事が無事に進んだことへの感謝と、これから完成に向けて工事がうまくいくように祈願する意を込めて行われていました。
上棟式の日は朝から棟上げ作業が行われ、鬼門(北東)に魔除けの効果があるとされる幣束を飾ります。建物の四方に酒・米・塩をまいて清め、幣束に向かって「二礼二拍手一礼」で祈願します。最近では省略するケースが多いですが、一部地域では餅まきを行うこともあります。
雨の場合
上棟を行う日にかなりの雨量が予想されるなど、天気予報の状況によって、上棟が中止になる場合も。
またその際、木材が濡れると家の強度に問題が…と思われるかもしれませんが、木材は雨に濡れても乾燥しますし、強度は変わりません。
一時的な雨による影響は心配しなくても大丈夫です。
上棟日の決め方
「上棟式は上棟後の縁起のいい日に行うのが一般的です。冠婚葬祭などの場合は六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)を参考に日取りを決めることが多いですが、建築の場合は十二直という暦注を元に選定した建築吉日(建、満、平、定、成、開)から日取りを決めます。
大安であっても、十二直の三隣亡に当たる日などは避けた方がいいなど、独特の慣例がありますので、日程は前もって早めに担当者と打ち合わせをして決めておいて下さい。
上棟式は必要?
昔は正式な儀式として上棟式が行われていましたが、現在は人件費がかかることや、わざわざ職人さんたちに日程調整をしてもらう必要があることから上棟式を行わないケースも増えています。
。しかし、工事関係者の方々とコミュニケーションを図ることができるため、今後の家づくりがスムーズになるよう、上棟式に代わり簡単な顔合せを行う場合もあります。
上棟式は、ただの新築を建てる中での作業ではなく、大工さんたちとコミュニケーションをとるためにも重要なものです。
上棟式の実施について気になるようでしたら、担当営業にその地域ではどうしているのかをご相談いただけば安心ですね。
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