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掃き出し窓。

2023/12/04(月) 家づくりのこと

こんにちは、設計部の國生です。

 

今回は窓についてのお話です。

現在工事中の岡山市のT様邸ですが、なんと掃出し窓を付けておりません。

今回はT様邸を例に挙げながら掃き出し窓についてお話していこうと思います。

 

まず、『掃き出し窓』とは何か、です。

百聞は一見に如かず。

こちらです。

そうです、外に出られる窓のことです。

 

光を入れるために庭を作ることが多いので、掃き出し窓はほとんどの家に採用されています。

しかし今回の場合、敷地の条件やお客様の要望では掃き出し窓は不要だと考えました。

 

条件①

敷地の南側に道路ができる

→敷地の南側には数か月後に道路ができるという計画があったため、建物に太陽光を遮られる可能性がなく、庭を作らずとも採光計画が立てられました。

 

条件②

要望の中で『庭はいらない』という要望があった

→今回は家の中にアスレチックを作るという要望で子供たちの遊ぶ場所を室内に作ることと、外で遊ぶ場所は近くにあること(ご両親の敷地など)から敷地内の庭の必要性がなくなりました。

 

条件③

前面道路の人通りが多い

→前面道路は広い道ではありませんが、学校がいくつか近くにあるため歩行者が多く、掃き出し窓を付けるには抵抗のある場所でした。

 

これらの条件があり、南側も敷地いっぱいまで建物を建てることができ、光もしっかりと取り込むことができるため、掃き出し窓を無くしての提案をすることができました。

続いて掃き出し窓がないことのメリットを挙げていきます。

 

メリット①

人目が気にならない

→基本的に高い位置に窓を付けているため、普通に歩いている人から家の中を見ることは不可能です。

 

メリット②

カーテンを閉めずに生活ができる

→大きな窓を採用しても、道路に面している場合はカーテンを開けたままリラックスすることができません。

 その点、掃き出し窓がなく、高窓のみで構成しているT様邸はそもそも1階はカーテンを付けませんでした。

 庇によって暑い日射のカットもしているので、基本的にカーテンなしで過ごすことができます。

 

メリット③

窓の金額が安い

→大きな掃き出し窓より、高窓を付ける方が圧倒的に金額が安いです。

 無理に掃き出し窓を付けるくらいなら安い高窓を付けた方がよさそうですね。

 

メリット④

防犯性が高い

→掃き出し窓のように大きな窓を付けないため、たとえガラスを割られても入りにくいサイズ、入りにくい高さにあるため、防犯性能も高いと言えます。

 

次に掃き出し窓がないことのデメリットです。

デメリット①

家具搬入が大変

→大きい窓がないため、家具の搬入経路が玄関しかありません。

 しっかり経路を考えながらプランニングしないと引っ越しの際に大変になります。

 

デメリット②

開放感がなくなる

→大きい床から天井までの窓は開放感がとてもあります。

 大きい窓がない場合開放感を感じにくいため、吹抜けや窓位置で開放感を感じる工夫をしなければいけません。

 

という感じで、意外と掃き出し窓がないこともメリットがたくさんあります。

ちなみに今回のT様邸は東側、南側、西側の3方向に道路があり、3方向に高窓を付け、南側には吹抜けから光を入れることで、すごく明るくなりました。

 

土地や要望に合わせて考えて様々なご提案をいたしますので、ぜひご相談ください!!


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