大切な時間と費用をかけて建てるマイホーム。実際には購入して終わりではなく、年月の経過に合わせてさまざまなメンテナンスが必要になります。
ですが、マイホームを建てる時に今後のメンテナンスのことを意識する方はきっと少ないと思います。
多少は手入れしなくても良いだろう…とメンテナンスの手を抜くと、気が付いたときには家の中がボロボロになっていたり、資産価値が落ちてしまって売るに売れなくなったりしてしまいます。ですが、きちんとメンテナンスを行えば、余計な費用をかけずに、快適に暮らし続けることができます。
今回は家の価値や快適さ、家族の健康にも大きく関わる、住まいのメンテナンススケジュールについてご紹介していきます。
住まいのメンテナンスってどうして必要なの?
①戸建ての寿命は30年が目安
高温多湿で災害も多い日本。メンテナンスをしていない家は築30年で快適とは言えない状態になってしまいます。
②家族の安全と健康を守るため
カビやダニの発生は家族の健康にも直接影響を及ぼします。
③快適性を維持するため
断熱材の劣化は冷暖房の効率を低下させます。
④大きな出費(多額の修理費用)を防ぐため
⑤住宅の資産価値を維持するため
メンテナンス時期の目安
①屋根
瓦やシートの損傷は水漏れの原因になったり、内部構造の腐食につながります。
また、屋根の断熱材の水濡れや劣化がおこると、冷暖房の効率が悪くなり、電気代があがる原因にもなります。
②外壁
外壁の劣化を放置すると、ひび割れや苔・カビが発生し、建物の耐久性が低下します。
ひび割れから雨水が侵入すると、木造住宅は腐食し、鉄筋住宅はサビが進行し、さらなる被害を招きます。
また、苔やカビの発生により害虫被害が増え、シロアリによるダメージのリスクも高まります。
外壁の定期的なメンテナンスは、住宅の長寿命化と安全確保に不可欠です。
③水まわり
水まわりのメンテナンスは使用状況や水質、設備の材質によって異なりますが、一般的な目安は以下のとおりです。
④室内(床や畳、クロスなど)
内装や設備の状態も定期的にチェックして、劣化している部分は早めに補修や交換を行って下さい。
メンテナンススケジュールを考えるメリットとは?
無理のない資金計画を立てることができる
一般的に年間の住宅維持費用は住宅の価格の1~3%程度が目安です。新築時に住宅ローンの返済だけでなく、メンテナンスにかかる費用について意識しておく必要があります。
メンテナンスを意識した素材や設備を選ぶことができる
素材や形状、設備によって必要なメンテナンスの頻度や費用は大きく異なります。新築時にこれらを意識しておけば、なるべくメンテナンスの負担の少ないものを選ぶことが可能になります。
住宅を長持ちさせるためのコツとは?
こまめな掃除と換気をする
ゴミを処理し、ホコリを落とし、水気を拭き取っていれば、サビ・カビ・腐食・頑固な汚れの発生を防げます。
外壁の様子は定期的にチェックしよう
台風や大雨があった後は家の周りをチェックするように習慣づけていれば、屋根の破損や壁のひび割れにもいち早く気づくことができます。
③シロアリ対策は5年ごとに行う
一般的にはシロアリ予防のために防除剤を構造に施しますが、薬剤の効力はおよそ5年と言われています。
「万全のシロアリ対策」をするためにシロアリ予防は5年毎に必要と言えるでしょう。
④施工業者を吟味する
基礎の質が高いとリフォームもしやすくなるので、施工業者を選ぶ時は価格だけを重視するのではなく、住宅性能が高い家、保証が充実している会社を選びましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
木造住宅に長く住むためには定期的なメンテナンスと管理が不可欠ですね。
お金も手間もかかりますが、適切なメンテナンスをしておけば修繕費用も最低限に抑えられます。また、耐用年数を大幅に延ばすことができ快適な住空間を維持することができます。
日常的な注意と定期的な点検が、木造住宅の長寿命化には欠かせません。日頃から修繕費用を積み立てて欠かさずメンテナンスできるように準備をしておきましょう。
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