パッシブデザインの平屋 最新の間取りはこれなんです!

こんにちは、福山出身、住宅ライターの藤井智子です。

「家を建てて会話が増えました」取材の締めくくりの奥さまの言葉です。これを聞いて、(福山雅治の家族になろうよが頭の中で流れました)この上ない幸せが他に存在するでしょうか?!と全国民に問いたいワタクシ。

さて、ちょっと興奮してしまいました。今回は、カスケホームさん(以下敬称略)で建てたという、広島県福山市のご夫婦宅にお邪魔してきました。

 

F様邸のフォトギャラリーはこちら

 

 

この家は、愛犬を迎えたい、景観を大切にしたい、ワークライフバランスを整えたいなど、数々の要望をすべて叶えています。

何百軒と見てきた私の個人的感想ですが、ここには、暮らしをクリエイトする設計士の技が存在すると思うんです。

 

カスケの家づくり

 

カスケホームの家づくりのルールをきちんとおさえたパッシブデザインの平屋。愛を育むお手本と言える実例をレポートします。

 

家づくりのきっかけは?

ご夫婦ともに犬を飼いたいという気持ちが強くありました。となると、「庭付き一戸建てがいいよね。犬を走らせてあげられる敷地がほしい」ということで、親族が暮らしているということもあり、福山市内の広い土地を探されていたそうです。

 

 

土地探しをはじめてしばらくすると、比較的お手頃で、緑を近くに感じることができる高台の場所が見つかりました。そこから、本格的な家づくりが始まりました。

写真は待望の愛犬。リビングの窓から見た姿が、とても可愛かった。景色もきれいですね。

 

なぜカスケホームに?

ご主人の友人がカスケホームの営業さんということで、マイホームの相談をされたそうです。気軽に話せるのと、カスケホームの家づくりに共感するところがあったので、そのまま依頼することになりました。

 

 

右から、カスケホーム営業の髙橋さん、設計の岡本さん、施主のご主人と奥さま、左はカメラマンさん。和気あいあいと撮影が行われましたよ。

 

土地形状に合わせた設計

こちらは山の中腹あたりに位置する団地の一角です。景観や隣家との調和をはかるため、この場所に馴染むよう意識してデザインされています。

 

当初は、2階建ての計画をしていたそうですが、平屋の提案を受けて「平屋っていいな。そもそも2階建てじゃなくてもいいや」となったそうです。

約140坪の敷地で余裕があることと、老後のことを考えて、建坪は約35坪の平屋プランを選びました。

 

 

駐車場を広げるため、元あった擁壁の一部を解体し、自動車2台分のスペースと駐輪場、階段を新たに造成。家族や友人を招きたいというご主人の意向に沿っています。足元は、モルタルでそろえていてかっこいいですね。

 

 

外壁はカスケホームの定番、ガルバリウム鋼板と焼杉を使用。耐久性とデザイン性が高い建材です。

 

太陽に素直で自然の恩恵を受ける工夫

カスケホームは太陽光発電を推奨しています。将来、この家に太陽光発電を設置するとなっても、計算上、十分に発電できる土地だったので「自信を持って平屋を提案できました」と設計の岡本さん。

 

 

屋根形状は南向きの片流れなので、家の中も天井が斜めになっています。ソーラーパネルの設置はいつでもスタンバイOKです!

さて、他にもどんな工夫があるのでしょうか。続けてチェックしていきましょう。

 

 

ご覧ください、この大きな窓!

太陽の光が入ってきて、冬は暖かそうですね。これだけ明るかったら日中は照明いらずです。

 

隣家との距離もあるため、光を遮るものがありません。なので、吹き抜けをつくって2階の窓から光を取り込むなんて必要もなかったんですね。

 

 

逆に、夏は暑いのでは?となるところですが、そこは大丈夫です。なぜなら、90cmの軒が直射日光をカットしてくれるからです。

 

太陽は、季節によって高さが違います。太陽の光を取り入れたり、遮ったりを90cmの軒が調整してくれます。太陽に素直にとは、こういうことなのですね。

 

詳しくはこちらカスケホームの家づくりの考え方」

 

このように土地形状を読み解き、隣家との位置関係や、太陽の角度などを計算して設計されているのが分かります。

 

 

このように、機械だけに頼らず、自然の光や熱をうまく取り込み、より快適に過ごせるよう設計する手法のことをパッシブデザインと言います。

 

そうだったのね!空調のしくみ

計算して設計されているのも分かりました。パッシブデザインであることも分かりました。

 

実際のところ、どうなのでしょうか?

引っ越して、春と夏を過ごされたというご夫婦にお聞きしましたら、「ぜんぜん暑くなかった」とのこと。快適なのも分かりました。

分かったのですが、気になったのはエアコンの数です。(エアコンの数、見がちな私)

 

 

こちらは、ご主人の書斎。在宅ワークをすることが多いご夫婦のため、それぞれに仕事部屋を設けています。とても今どきですね!

 

 

こちらは奥さまの書斎です。愛犬の走るお庭を眺めることができます。すてきな環境です。

 

話を戻すと、どちらの書斎にもエアコンが付いていません。長時間お仕事をされることもあるとのこと。空調ないけど大丈夫なの?となりました。

 

 

その答えがこちら。

お分かりになりますでしょうか、四角い小さな送風ファン。正面のかっこいいガラス引き戸の左上に設置されています。

 

 

こちらは、リビング側です。

 

あの小さな送風ファンによって、温度調整されたリビングの空気がエントランスを経由して書斎などに送られているんです。なるほど納得!

 

これは、全館空調のしくみを応用しています。壁の裏に配管を通してないのでコスパがよくなります。かなりポイント高いですね。

 

ここで気をつけたいのが、どの建物でもできるわけではないところです。

パッシブデザインであることや、断熱・気密の取れている、保温性が高い家だからこそ叶うしくみなので注意が必要です。

 

詳しくはこちらカスケホームの家づくりの考え方」

 

愛犬と趣味とコミュニケーション

リビングには、ドッグランで遊ぶ愛犬を眺める専用の窓をつくりました。いいですね。

「犬の話題が多いです」と奥さま。家づくりも犬を飼うという同じ目標があったので、夫婦でたくさん打ち合わせをしたそうですよ。

 

 

なんと微笑ましい光景でしょう。

そして気になるのが隣のデカいTVですよね。当初から壁掛けテレビを計画をしていたそうで、「ワールドカップを見るためです」とご主人。取材時は開幕前でしたので、わくわく感が伝わってきました。さぞ盛り上がったんでしょうね!感動をありがとう、日本!

 

家事を助ける間取り

 

 

こちらの間取り図。約35坪の平屋で、書斎が2つあって、収納が充実していて、家事動線もいい。技ありです!

共働きの夫婦のライフスタイルを設計に落とし込んでいるのがよく見えてきます。

 

 

とくにお気に入りは、ランドリースペース兼脱衣室。洗う、干す、アイロンまでできます。助かりますよね。

スロップシンクは、サッカーをされるご主人のユニホームや、愛犬の道具を洗ったりするのに重宝しているそうです。

乾いた洗濯物は、隣接するファミリークローゼットに移動するだけです。

 

 

広めのキッチンもいいですね!夫婦で作業をしたり、すれ違うときでも窮屈ではありません。冷蔵庫がパントリーに収まっているのですっきりとした印象です。

 

働く、家事する、遊ぶ。この時代において、全部を家で楽しむ!そんな最新の間取りです。家族も会話も増えて、どんどん家族になっていく。幸せな光景を見させてもらいました。

 

まとめ

いかがでしたか?カスケホームの実例レポート。夢がぎゅっと詰まった平屋でしたよね。

愛犬家、在宅ワーカー、サッカーファンのあなた、真似したいポイントがいくつかあったのではないでしょうか?

それでは、またお会いしましょう!

 

 

  ともこ@住宅ライターさん(フリーランス住宅ライター)

フリーランス住宅ライター編集者。広島県出身。愛媛県在住。タウン誌営業→スノーボードインストラクター→住宅誌営業(現 株式会社KG情報/家づくり学校)→フリーに。住宅誌づくりを通じて住宅の面白さにハマる。現在は主に一般向けの住宅誌や住宅サイトで執筆中。省エネ建築診断士。twitter/ともこ@住宅ライター。有料note/工務店向け!これは真似できる「一条工務店の集客術」を発売中。
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