カスケの集大成「全館空調モデル」 美しいインテリアにもうっとり

こんにちは。福山出身、住宅ライターの藤井智子です。

機能や性能がよくて、おしゃれな家があると聞けば、グーグルマップで行き方を検索している建築オタクのわたくし。

ということで、今回はカスケホームさんのモデルハウス「イーブスオーダー」を見学させてもらいました。

 

>イーブスオーダーのルームツアーはこちら

 

 

丁寧にカスケホーム(敬称略)の代表である安藤辰さん(中央)と、プランナーの妹尾章絵さん(左)にご案内いただきました。

ご案内いただくなかで、イーブスや全館空調、ジャパンディなど、聞き慣れないワードが出てくる、出てくる。

 

 >イーブスシリーズのコンセプトページもあります。

 

私の役目としては、お聞きした内容を住宅ライターとして伝えたいことをレポートしていきたいと思います。

これを読み終えたころには、あなたはもう、ここに住みたいと思うでしょう。なんてったって私がそうでしたから。道連れです笑

それでは、モデルハウスレポート、スタートです!

 

イーブスってなあに?

まず気になるのは、イーブスという言葉ですよね。
イーブス(Eaves)は、家の軒やひさしを意味します。カスケホームでは、イーブスシリーズというセミオーダー住宅があるのですが、こちらには3つの基本ルールがあります。

 

 1.屋根の形は3種類

 雨漏りのしにくいスタンダードなものにしましょう。

 

 2.軒の長さは90cm

     

 軒は、冬は太陽の光を取り入れ、夏はさえぎることができる長さにしましょう。

 

 3.南向きに屋根をつける

        

 太陽光発電に有効な向きにしましょう。

 

 

注目すべきは、「軒の長さは90cm」です。

これは、カスケホームが導き出した最適解なのですが、さすが生涯コストを意識した家づくりというだけあって素敵なルールだと感じました。

 

 

空から降り注ぐ太陽光は、地球に暮らす生き物にとって最大の自然エネルギーです。大げさだけど、本当の話(笑)
だから、太陽とうまく付き合っていくのはとても大切。

 

そんな太陽光、冬は家の中に取り込みたい!けれど、夏は正直入ってきてほしくない。
こんな願いを軒が解決してくれます。

冬と夏とでは太陽の入射角が違うのですが、90cmの軒は、太陽光を取り入れたり、さえぎったりをうまいことコントロールしてくれるんですね。
軒ってすごい!

 

太陽光をコントロールするということは、エアコンの電気代を制するのと同じと言っても過言ではありません。そのくらい重要です。

 

 

イーブスオーダーの南面にある窓はこんなに大きいので、冬は太陽の光が注いできます。
夏は、軒でシャットアウトです。

 

太陽はすごいエネルギーの持ち主です。
晴れの国、岡山の人は、太陽の恩恵を上手にうけるためにも、軒を気にしてほしいなと思います。

 

たまに、軒のない家を見かけるのですが、夏の日差しや豪雨など大丈夫かなって心配になります。(勝手に)

 

>詳しくはこちら

 

全館空調の仕組みとは?

全館空調とは簡単にいうと、「家中、どこも同じ温度にします」というシステムです。
足元が寒いとか、2階に行くと暑くてモワッとするところがなくなります。

これだけ聞いたら「ぼっけぇな」となりますよね。なりますけど、これを叶えるためには、ちゃんとした建物の性能でないとなりません。(詳しくは後ほど)

では、この家の全館空調はどうなっているの?となります。その答えは簡単。小屋裏と1階の床下にエアコンをそれぞれ1台ずつ、2台だけ設置しているんです。

 

 

小屋裏にあるエアコンです。普段は人目につきません。主に夏に活躍します。
冷たい空気は下に降りていく性質があります。その性質を利用しています。

 

 

こちらは、1階の床下にあるエアコンです。どこにあると思いますか?正解は、格子の中です。インテリアとともに計画されているので美しいですね。

1階は基本的に冬用です。あたたかい空気は上に昇るという性質を利用しています。

このような空気の性質を利用しつつ、各部屋に確実に空気を届けるために、エアパスファンを活用しているのです。

 

 

 

どのお部屋にも、壁にはこのようなエアパスファンがありますよ。実際に、リビングに送られてきた空気に手をかざしてみました。

 

 

床の通気口からは、やわらかな風を感じます。

これが、イーブスオーダーの全館空調の仕組みです。

 

全館空調と聞くと、なんだかすごいマシンが付いてるのかと感じますが、さりげなくエアパスファンがあるだけ。エアコンさえも見えないようになっているので、美しいの一言ですね。

 

コスパの秘密は性能にあり

コストパフォーマンスは、どこまでを言うのが正解なのか人によりますが、カスケホームが提唱しているのは、生涯のコスパです。

 

生涯のコスパとは、建物代や光熱費、メンテナンス代、もっというと医療費だって関係します。え、医療費?と思うかもしれません。

 

 

こちらは、イーブスオーダーに置いてある温度・湿度計です。たとえば、このように年中20度以上で、快適といわれている湿度40〜60%で過ごすことができたら、体への負担が少なくなると思いませんか?

 

冬に体をガチガチ震わせたりすることもなく、血流もビュンビュンだと、どうでしょう。きっと元気に過ごすことができますよね。

 

ではなぜ、このような快適空間をつくることができるのでしょうか。続けて深掘りしていきましょう。

 

建物の省エネと強度はきちんと

先ほど、「ちゃんとした建物の性能」とお伝えしましたが、性能とはなんでしょうか。大きくいうと3つ。断熱、気密、耐震です。どれもとても大切なのですが、意外なところに目を向けてみます。

 

断熱は、熱が伝わらないようにすることですね。さて問題です。(急に!)家の中で熱の出入りが大きいのはどこだと思いますか?正解は窓!

家の断熱性を高めるには、まず窓の断熱を高めることが不可欠なのです。

 

 

イーブスオーダーには、このように窓のサンプルが置いてあります。

いや何しょん?と思うかもしれませんが、窓の向こうは冷蔵庫になっていて、どっちが冷たいでshowってことで、触っているんです笑

 

断熱性能が良い窓と、悪い窓が松竹梅で並んでいます。見学に行ったときは、ぜひ試してみてくださいね!

 

>見学の申し込みはこちら

 

窓のサンプルがあるくらいですので、窓が大切とお分かりいただけたかと存じます。

 

イーブスオーダーで使われている窓は、高い性能のものばかり。だからこんなに大きくても、家の中の温度を一定に保つことができるのですね。

ということは、省エネにも貢献してくれていることが分かります。今は、国の補助金もありますね!

 

続いて、気密です。家の隙間のことです。基本的に隙間は無い方がいいです。隙間風のある新築なんて泣

カスケホームでは、その隙間がないかチェックする気密測定を行ってくれています。

 

 

そして、耐震。大地震の発生を覚悟しなければならない日本の家は、耐震等級3は必須です。(耐震等級3相当ではなく、耐震等級3です)カスケホームは耐震等級3をマストにしているので、心強いです。

 

>詳しくはこちら

 

このように、断熱、気密、耐震をきちんとおさえた家づくりを実行してくれているのは、安心につながります。これらの性能は、快適空間を生み出すためにも必要なことだと分かりますね。

 

コンパクトな家事動線に技あり

お待たせしました、楽しい間取りの時間です。

 

 

 

回遊性のある動線や、収納がいろんなところに配されていて使い勝手が良さそうです。どの部屋もリビングとつながっているところもいいですよね。

 

 

なんといっても!キッチンとファミリークローゼット、脱衣室のストレートラインが魅力ですね。機能的すぎます。

 

 

御覧ください、この室内干しエリア。乾燥機能が付いてるんですよ。これを編み出した人と結婚したいです。ズボラな私は、これを見て引っ越したくなりました。干したままでいいんですって。(いや違う)

 

 

洗面室は、脱衣室と分離しているので、パブリックとプライベートの中継地点のような配置です。トイレの斜め便器も、たまりませんね。

 

コンパクトなのに、家事動線やプライバシーがきちんと考慮されている設計は、本当に技ありですね!

 

ジャパンディというインテリアスタイル

イーブスオーダーのモデルハウスに入ると、まず、きれいなインテリアにハッとしました。

 

 

カスケホームが提唱するジャパンディ。これは、北欧インテリアを日本様式に融合させ、ミニマムなしつらえにしたスタイルのことを言います。

 

使う材の質感、照明は、上質な空間を演出するために、時間をかけて選びたいところです。

 

 

なかでも、トイレにペンダントライトは意外性があって可愛いですね。

 

造作の美しさを求めて

 

イーブスオーダーは、造作家具や建具が本当に際立っています。リビング・ダイニングを一直線に配された造作ベンチは、この家のシンボルです。

 

エアコンカバー、テレビ台、ベンチ、階段を兼ねた、多機能の造作家具なんですよ。

 

 

リビングと玄関の仕切りは、繊細な芸術作品とも言える造作建具。天井高まであるので開放的ですね。

 

 

ここに腰掛けてインテリアを見回していると、パーティしたいなと想像を膨らませていました。ゲストの椅子が足りなくても、慌てることはありません。

緻密に計算されたインテリアに、うっとりな時間でした。

 

建材をプロとしてセレクト

カスケホームでの家づくりは、楽だなと感じたことがあります。それは、使う建材をある程度選んでくれているところです。

 

 

たとえば、屋根や外壁材。ガルバリウム鋼板と杉板の組み合わせなのですが、なぜ、この建材なのでしょうか。

 

簡単に言うと、耐久性や将来的な流通を考慮してのこと。ガルバリウム鋼板はメンテンナンスフリーという一面がありますし、杉板はよく出回っている建材なので、将来なくなるということはないから、なのだそうです。なるほど!

見た目にもかっこいいですし、一石二鳥ですね。

 

 

家づくりをする人のほとんどは、最初で最後です。だから、制振はこれがいい、建築資材はどれがベストかなんて言い切るのは難しいお話。プロでも意見が分かれるくらいですから。

 

それぞれのメリット・デメリットの説明を受けたとしても、結局どれがいいの?となりがちです。

 

その点、うちはこれです!とセレクトショップのように、プロとして絞り込んでくれているので、迷わなくて済みます。私は、利点だと感じました。が、こだわり派の人もご安心を!好みの素材や商品を自由に組み合わせて使うこともできます。工務店の強みですね。

 

まとめ

いかがでしたか?イーブスオーダーのモデルハウスレポート。あなたもきっと、ここに住みたくなったことと思います笑

この家は、暮らす人の生活が透けて見えるところが印象的でした。

 

 

  ともこ@住宅ライターさん(フリーランス住宅ライター

フリーランス住宅ライター編集者。広島県出身。愛媛県在住。タウン誌営業→スノーボードインストラクター→住宅誌営業(現 株式会社KG情報/家づくり学校)→フリーに。住宅誌づくりを通じて住宅の面白さにハマる。現在は主に一般向けの住宅誌や住宅サイトで執筆中。省エネ建築診断士。twitter/ともこ@住宅ライター。有料note/工務店向け!これは真似できる「一条工務店の集客術」を発売中。
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