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床材の選び方

2023/07/24(月) 家づくりのこと

こんにちは、設計部の國生です。

 

突然ですがみなさん、無垢の床材について、どうお考えでしょうか。

そもそも無垢って何?という方のために木の床材の種類についてご説明します。

木の床材は大きく分けると4種類あります。

 

【床材の種類】

①無垢材 ・・・12㎜~15㎜の床材。厚みすべてが本物の木で構成されている。

②挽き板フローリング ・・・合板の上に2㎜~3㎜程度の厚みの無垢材が張られている合板フローリング。

③突き板フローリング ・・・合板の上に0.2㎜~0.6㎜程度の厚みの無垢材が張られている合板フローリング。

④シートフローリング ・・・合板の上に化粧シートが張られている合板フローリング。

 

↑無垢材の施工例(ナラ 90幅)

 

↑挽き板フローリングの施工例(オーク 150幅)

 

↑突き板フローリングの施工例(ナラ 100幅)

 

↑シートフローリングの施工例(アイボリーアッシュ色)

 

それぞれ金額、意匠性、質感、メンテナンスなどの面で比較してみます。

 

①無垢材

⇒コストが上がる。(材種によって異なるが、突き板やシートフローリングよりも安いものはほぼない。)

⇒温度や湿度の変化による収縮で隙間ができたりする。

⇒足ざわりがよく、冷えにくい。

⇒材種によっては柔らかく感じるものもあるので、足腰への負担が少ない。

⇒塗装メンテナンスが必須。

⇒12㎜~15㎜の厚みがあるため傷がついても気になりにくい。

⇒年々味が出てくるため、劣化ではなく変化ととらえることができる。

⇒耐用年数は約30年。

 

②挽き板フローリング

⇒コストは無垢材と同等、もしくは無垢材より上がることもある。

⇒合板フローリングのため、収縮による変化はほぼない。

⇒合板であるため固く感じる。

⇒ほとんどの商品が塗装メンテナンスが必要。

⇒無垢材部分が2㎜~3㎜あるため、よほどの傷でない限り基材の合板が見えることはない。

⇒耐用年数は約10年~20年。

 

③突き板フローリング

⇒コストは無垢材よりも抑えられる。

⇒合板フローリングのため、収縮による変化はほぼない。

⇒合板であるため固く感じる。(挽き板よりも無垢部分が薄いのでより固く感じる)

⇒ほとんどの商品が塗装メンテナンスが必要。

⇒無垢材部分が0.2㎜~0.6㎜であるため、少しの傷でも基材の合板が見えることがある。(傷が目立ちやすい)

⇒耐用年数は約10年~20年。

 

④シートフローリング

⇒コストは無垢材よりも抑えられる。

⇒合板フローリングのため、収縮による変化はほぼない。

⇒合板であるため固く感じる。(挽き板よりも無垢部分が薄いのでより固く感じる)

⇒塗装メンテナンスが不要なものが多い。

⇒合板の上にシートを張っているため、少しの傷でも基材の合板が見えることがある。(傷が目立ちやすい)

⇒木目だけでなく、タイル調、大理石調など、選び幅が広い。

⇒昔よりもシートの技術が上がり、より完成度の高いものを選ぶことができるようになっている。

⇒耐用年数は約10年~20年。

 

という感じで、すべてのフローリングにメリット・デメリットがあります。

金額が高いというイメージのある無垢材ですが、耐用年数が一番長かったりと、長期間で見ると案外コスパは悪くはないのかもしれません。

やはり無垢材にしか出せない風合いや味があると思うので、私の個人的な意見としては無垢材が好きです。(メンテナンスに関しては妻に要相談ですが、、、)

これから床材を選ぶという方は、上記のメリット・デメリットを参考にしてみてください。


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